中国アカデミー賞、『リスボン丸沈没』は対象外に
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中国が国際長編映画賞部門のオスカー候補として出品したドキュメンタリー映画『リスボン丸沈没』が、資格基準を満たしていないことが判明した。
アカデミー賞の規定では、出品作品は「50%以上が非英語の対話」でなければならない。この作品はその要件を満たしていなかった。10月2日の締切直前の提出だったため、中国は別の作品を提出する時間的余裕がなかった。
Fang Li監督による本作は、第二次世界大戦中に日本軍が徴用した「死の船」リスボン丸の物語を描く。1942年10月1日、香港と日本の間で捕虜を輸送中、東シナ海でアメリカの潜水艦の魚雷を受けた。中国の漁民によって384人のイギリス人捕虜が救助されたが、828人が溺死または脱出を試みる際に日本軍に射殺された。
国際長編映画賞の資格は失ったものの、ドキュメンタリー長編映画賞へのノミネートは可能で、その獲得を目指すキャンペーンが展開されている。
中国映画は過去に『菊豆』(1990年)と『HERO』(2002年)の2作品が国際長編映画賞にノミネートされたが、受賞には至っていない。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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