シンシア・エリヴォ&アリアナ・グランデが来日『ウィキッド ふたりの魔女』ジャパンプレミア
第97回アカデミー賞で作品賞など10部門にノミネートされた『ウィキッド ふたりの魔女』のジャパンプレミアが19日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、来日したシンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ、ジョン・M・チュウ監督が出席した。
5年ぶりの来日となったエリヴォは、「大作だけれど、この2人を含め皆でファミリーを形成して作ることができた。テーマの中には愛やシスターシップ、成長などが入っているが、演じられて光栄でした」と笑顔。空中で踊りながら歌うシーンにもスタントなしで挑戦し、「飛んでいる時の気持ちが分からないと歌えない。トレーニングを積んで、ライブで歌ったことでその瞬間を生きられたし、よりリアルになった」と満足げに語った。
親日家として知られるグランデは、8年ぶりの来日で「日本のファンに会えないのは本当に悲しかった。でも、きょう会うことができ、両親とショッピングにも行けて最高」と大はしゃぎ。自身の演技については、「今までに使ったことのないソプラノの声のコーチを受けたり、できる限りの準備をして演技に集中することができた。このメンバーでもう一回やりたいくらい」と自信たっぷりに語った。
大学で魔法を学ぶルームメイトが、オズの魔法使いとの出会いによって善悪に分かれていくミュージカル。チュウ監督は、「才能あふれる二人と仕事ができて幸せだった。たくさんの愛情を注いで作ったので、ぜひ楽しんでほしい」と期待した。
日本語吹き替え版で声優を務めた高畑充希、清水美依紗、kemio、ゆりやんレトリィバァも参加。高畑は、エリヴォの前回の来日コンサートに赴くほどのファンで「凄く感動しています。素晴らしい映画なので、早く皆さんと共有したい」と熱望。清水もグランデとの初対面に感激の面持ちで、「いつも勇気をもらっています」と声をつまらせた。
『ウィキッド ふたりの魔女』は、3月7日に全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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