2025年エミー賞予測速報―『セヴェランス』『イカゲーム』ら注目の有力候補とは?

『THE LAST OF US』より、ペドロ・パスカル(写真)Liane Hentscher/HBO
『THE LAST OF US』より、ペドロ・パスカル(写真)Liane Hentscher/HBO
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米『ハリウッド・リポーター』のアワード専門家スコット・ファインバーグが、第77回エミー賞(2025年)の有力候補を26部門にわたり初予測した。対象は2024年6月1日〜2025年5月31日までに放送・配信された作品。主要シリーズはまだ放送中のものも多く、各プラットフォームのキャンペーンも本格化していないが、早期の傾向が明らかになってきた。

有力候補にNetflix、Apple TV+、HBOが並ぶ

『セヴェランス』より、アダム・スコット、ブリット・ロウワー(写真:Apple TV+)
『セヴェランス』より、アダム・スコット、ブリット・ロウワー(写真:Apple TV+)

ドラマ部門では『セヴェランス』『THE LAST OF US』『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』『キャシアン・アンドー』などが予測入り。また『イカゲーム』シーズン2も注目作として名を連ねた。コメディ部門では『Hacks (原題)』『ザ・ベア』『アボット・エレメンタリー』が引き続き強い支持を受けている。

リミテッドシリーズ・TV映画・バラエティも豊作

『アドレセンス』より、マーク・スタンリー、オーウェン・クーパー、スティーヴン・グレアム(写真:Netflix)
『アドレセンス』より、マーク・スタンリー、オーウェン・クーパー、スティーヴン・グレアム(写真:Netflix)

リミテッド/アンソロジー部門では、Netflixの『アドレセンス』や『モンスターズ』シリーズ、Apple TV+の『プリジュームド・イノセント』などが有力視されている。TV映画では『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』や『マウンテンヘッド (原題)』が名を連ねた。

『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』より、レネー・ゼルウィガー、レオ・ウッドオール(写真:Peacock)
『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』より、レネー・ゼルウィガー、レオ・ウッドオール(写真:Peacock)

さらに、Netflixのスタンドアップ特番『アリ・ウォンのシングルレディ』や、ドキュメンタリー『ザ・アメリカズ (原題) 』『シモーネ・バイルズ 限りなき高み』なども評価を集めている。

『アリ・ウォンのシングルレディ』より、アリ・ウォン(写真:Netflix © 2024)
『アリ・ウォンのシングルレディ』より、アリ・ウォン(写真:Netflix © 2024)

俳優部門では常連と新顔が混在

『THE PENGUINーザ・ペンギンー』より、コリン・ファレル (写真:Macall Polay/HBO)
『THE PENGUINーザ・ペンギンー』より、コリン・ファレル (写真:Macall Polay/HBO)

演技部門では、アダム・スコット(『セヴェランス』)、ペドロ・パスカル(『THE LAST OF US』)、コリン・ファレル(『THE PENGUINーザ・ペンギンー』)らが候補に挙がる一方、ブリット・ロウワー、クリスティン・ミリオティ、スティーブン・グレアムなども健闘している。日本でも話題のイ・ジョンジェ(『イカゲーム』)やユン・ヨジョン(『Pachinko』)の名も挙がっている。

まとめ

ノミネーション投票は6月12〜23日、発表は7月15日。授賞式は9月14日にCBSで放送予定で、コメディアンのネイト・バルガッツィが司会を務める。今後の作品の配信状況とキャンペーン次第で情勢が大きく動く可能性もあるため、引き続き注目だ。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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