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【グラミー賞2026】ケンドリック・ラマーとロゼが快挙、バッド・バニーの政治批判――感動と物議の授賞式を総まとめ

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【グラミー賞2026】感動と物議の授賞式を総まとめ、バッド・バニー、トレバー・ノア、ジャスティン・ビーバー、サブリナ・カーペンター=第68回グラミー賞授賞式にて
バッド・バニー、トレバー・ノア、ジャスティン・ビーバー、サブリナ・カーペンター=第68回グラミー賞授賞式にて 写真:Kevin Winter/Getty Images (3); John Shearer/Getty Images
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日本時間2026年2月2日(月)、米ロサンゼルスのクリプト・ドット・コム・アリーナで第68回グラミー賞授賞式が開催された。授賞式の模様は米CBSから生中継され、コメディアンのトレバー・ノアが司会を務めた。

今年のグラミー賞では、バッド・バニーが年間最優秀アルバム賞を受賞し、ケンドリック・ラマーがラッパーとしてグラミー最多受賞記録を更新するなど、数々のドラマが生まれた。

バッド・バニー、最優秀アルバム賞受賞――スピーチでトランプ政権批判

バッド・バニーは、アルバム『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』で年間最優秀アルバム賞を受賞した。プレゼンターのハリー・スタイルズがバッド・バニーの名前を発した時、彼は驚いた表情を見せ、顔を覆って涙を流した。

ステージに上がったバッド・バニーは、スペイン語で心揺さぶるスピーチを披露。そして、「夢を追うために故郷や祖国を離れなければならなかったすべての人々に、この賞を捧げます」と英語で締めくくった。

バッド・バニーは同アルバムで最優秀ラテン・アーバン・アルバム賞も受賞。その受賞スピーチでトランプ政権とICE(米国移民・関税執行局)を痛烈に批判した。

「神に感謝する前に、『ICEは出ていけ(ICE OUT)』と言わせてもらいます。私たちは野蛮人でも、動物でも、エイリアンでもありません。人間であり、アメリカ人です。憎しみは、増えれば増えるほどより強力になります。憎しみよりも強いものは愛だけです」と彼は世界に訴えた。

シェールが生涯功労賞授賞――発表を忘れるハプニングも

ゲストとして登場したシェールは、サプライズで生涯功労賞を受賞した。司会のノアがシェールに賛辞を贈ると、会場はスタンディングオベーションで彼女を迎えた。

シェールは直後に年間最優秀レコード賞のプレゼンターを務める予定だったが、自身の受賞スピーチを終えてステージを降りてしまうというハプニングも。シェールはノアと観客に引き留められてステージに戻り、ケンドリック・ラマーとシザによる楽曲「luther」の受賞を発表した。

サブリナ・カーペンター、豪華セットで「Manchild」披露

サブリナ・カーペンターは、ヒット曲「Manchild」のパフォーマンスを披露。豪華なセットをバックに、空港の世界観を見事に演出した。カーペンターはパイロットをイメージした白い衣装に身を包み、荷物受取場のようなベルトコンベアに乗って登場した。

カーペンターが「グラミーのみなさん、調子はどう?こちらキャプテン・サブリナです」と空港アナウンスのように呼びかけると、会場は大歓声で応える。空港職員や旅行客に扮したバックダンサーもパフォーマンスを盛り上げた。

サブリナ・カーペンター、グラミー賞2026で圧巻の「Manchild」披露 ―― 空港を再現した演出が話題に
グラミー賞2026でパフォーマンスを披露するサブリナ・カーペンター 写真:JC Olivera/WireImage

最優秀新人賞に輝いたのはオリヴィア・ディーン

オリヴィア・ディーンはレコーディング・アカデミーのメンバー約1万5,000人の投票により、最優秀新人賞を受賞した。今年の最優秀新人賞にはKATSEYE、ザ・マリアス、アディソン・レイ、ソンバー、レオン・トーマス、アレックス・ウォーレン、ローラ・ヤングがノミネートされ、激戦を極めた。

司会のノアは、これらのアーティストが授賞式で披露した楽曲は昨年、ネット上で合計270億回以上再生されたと紹介した。

ジャスティン・ビーバー、衝撃の“下着&ソックス”衣装でグラミー賞カムバック

ジャスティン・ビーバーは昨年7月にリリースしたスタジオアルバム『SWAG』から「Yukon」をパフォーマンス。ジャスティンのグラミー賞での歌唱は4年ぶりとなった。ジャスティンは下着と靴下のみを身につけてステージに登場。エレキギターとドラムのサンプリング音声を伴奏に、「Yukon」をアコースティックバージョンで披露した。

彼の配偶者であるヘイリー・ビーバーもジャスティンを見守り、その表情は何度もカメラで抜かれた。

ジャスティン・ビーバー、下着&ソックス姿でグラミー復帰 ―― 「Yukon」熱演に会場騒然、妻ヘイリーも客席で釘付け
グラミー賞2026でパフォーマンスを披露するジャスティン・ビーバー 写真:Frazer Harrison/Getty Images

タイラー・ザ・クリエイターのステージに“走る車”が登場!

タイラー・ザ・クリエイターは「Thought I Was Dead」「Like Him」「Sugar On My Tongue」の3曲をマッシュアップで披露した。

「Thought I Was Dead」のMVをイメージしたセットを背景に、演劇のようなパフォーマンスが繰り広げられた。実際に走る車のセットも登場し、人を轢く演出など大胆なパフォーマンスで話題に。また、アカデミー賞俳優のレジーナ・キングがカメオ出演し、エモーショナルなモノローグを語った。

ケンドリック・ラマーがグラミー最多受賞ラッパーに!

ケンドリック・ラマー
ケンドリック・ラマー=第68回グラミー賞授賞式にて 写真:Getty Images

ケンドリック・ラマーは『GNX』で最優秀ラップ・アルバム賞、シザとの楽曲「luther」で年間最優秀レコード賞を受賞した。さらにテレビ未放送の時間には、フィーチャリング・アーティストとして参加した「Chains & Whips」で最優秀ラップ・パフォーマンス賞、「luther」で最優秀メロディック・ラップ・パフォーマンス賞、「tv off」で最優秀ラップ・ソング賞も受賞している。

これにより、ラマーはグラミー賞受賞回数を26回に更新。ジェイ・Zの記録を塗り替え、グラミー賞最多受賞記録を持つラッパーとなった。

トレバー・ノア、トランプ大統領の「エプスタイン事件」疑惑を揶揄

司会を務めたノアは、授賞式での政治的発言で波紋を呼んでいる。授賞式の冒頭では「この場には多くのスターが集っており、まるでジェフ・ベゾスの結婚式に参列した気分です。ただし、黒人の方が多いですね」と皮肉を交えて語った。

また、ノアはトランプ大統領の「エプスタイン事件」関与疑惑に言及した。年間最優秀楽曲賞の発表時、「トランプがグリーンランドを欲しがるのと同じくらい、全てのアーティストが求める賞です。エプスタインが亡くなったので、トランプはビル・クリントンと一緒に過ごすための新しい島が必要なのでしょう」と、ノアは大統領を痛烈に揶揄した。

これに対し、トランプ大統領はSNS『トゥルース・ソーシャル』で法的措置を示唆しつつ反論した。

BLACKPINK ロゼが“K-POP初”の歴史を打ち立てる

授賞式のオープニングには、BLACKPINKロゼブルーノ・マーズが登場。大ヒット曲「APT.」を披露し、華やかな幕開けを飾った。ロゼとマーズは一緒にポーズを取り、ロゼがマーズの頬にキスをして会場を沸かせた。

ロゼはK-POPソロアーティストとして初めてグラミー賞のオープニングを飾り、K-POP界に新たな歴史を刻んだ。

【グラミー賞2026】でヒット曲「APT.」を披露するブルーノ・マーズとロゼ
グラミー賞2026でパフォーマンスするロゼとブルーノ・マーズ 写真:FRAZER HARRISON/GETTY IMAGES

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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