俳優のライアン・レイノルズら投資家がアルピーヌF1に約2億ユーロを出資
俳優のライアン・レイノルズの投資会社「マキシマム・エフォート・インベストメンツ」が、未公開株式投資会社「レッドバード・キャピタル・パートナーズ」と「オトロ・キャピタル」とともにアルピーヌF1チームの株式24%を購入する。アルピーヌF1のオーナー、ルノーグループへの出資額は約2億ユーロで、チームの評価額は約9億ドルになるという。
メディア、テクノロジー系の大企業がライブイベントの価値をめぐって競い合うなか、現在スポーツチームやその権利の評価額が急上昇中。今回の契約で、そのトレンドが持続することになる。
パートナーらは、今回の契約はアルピーヌ・レーシングの成長計画を加速させると語った。Netflixのドキュメンタリー『Formula 1: 栄光のグランプリ』が好評を博したこともあり、アメリカ国内ではF1への関心が急速に高まっている。
近年アルピーヌチームは上昇傾向にあり、2022年のシーズンでは10位中4位という成績を記録。フランス人ドライバーのピエール・ガスリーとエステバン・オコンが率いるアルピーヌは現在、2023年のコンスタラクターズ・チャンピオンシップで5位に位置している。
アルピーヌのローラン・ロッシCEOは月曜日、声明内で「この関係は、あらゆるレベルにおいてパフォーマンスを強化するための重要なステップです」とコメント。「スポーツ業界で確かな実績を有するオトロ・キャピタル、レッドバード・キャピタル・パートナーズ、そしてマキシマム・エフォート・インベストメンツは、その専門知識を活かして我々のメディア・マーケティング戦略を後押しするでしょう。長期的にスポーツ・パフォーマンスを支援するためにも、必要不可欠です」
レイノルズは2020年11月、俳優のロブ・マケルヘニーとともにウェールズのサッカークラブ「レクサムAFC」を買収。レイノルズとマケルヘニーは経験を活かしてドキュメンタリーシリーズ『ようこそレクサムへ』を制作、同チームの復活に一役買った。レクサムAFCは2023年のシーズンで、15年ぶりにEFLに返り咲いた。
※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌