オーストラリアGP土曜日レポート(予選ハイライト)

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土曜日は曇り空で小雨が降る中、ファンは早朝からアルバート・パークへと流れ込み、エキサイティングな予選の開始を心待ちにしていた。ファンの祈りもあってか、天気は午前中には晴れ上がり、最終フリープラクティスセッションであるFP3とその後の予選の舞台が整った。

ウィリアムズプレスカンファレンス

この日は、ウィリアムズF1がホスピタリティセンターで特別なプレスカンファレンスを開催し、チーム代表のジェームズ・ボウルズがアレックス・アルボンにローガン・サージェントの車を割り当てる決定を公表した。

この動きは、サージェントにネガティブな影響を与えただけでなく、ウィリアムズは次戦日本GPでのレースに向けてスペアシャシーの不足に直面しているため、再び起きる可能性がある。このジレンマは、部品製造と供給の遅れを引き起こしている、より現代的な物流および在庫管理システムへの最近の移行に起因しているようだ。この不利な状況にもかかわらず、ボウルズは両ドライバーのプロフェッショナリズムとチーム精神を称賛し、アルボンはサージェントに直接感謝の意を表した。

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オーストラリアGPで難しい決断を下したウィリアムズチーム代表のジェームス・ボウルズ

FP3はフェラーリに希望をもたらす

FP3では、シャルル・ルクレールのソフトタイヤでのパフォーマンスが期待を呼び起こし、メルボルンでフェラーリがレッドブルに挑戦できることを示した。厳しい金曜日を過ごしたにもかかわらず、現役チャンピオンのマックス・フェルスタッペンは2番手タイムを確保し、チャンピオンの威厳を見せた。

週末を通して着実に改善を見せたカルロス・サインツは、フェルスタッペンの後ろ3番手のタイムを獲得。 RBの角田裕毅は、見事11番手のタイムを出し、特に週末を通してに苦戦し、18番手のタイムで終わったダニエル・リカルドを印象づけた。

F1ライブ体験をパドッククラブツアーで

パドッククラブチケットの保持者は、ピットレーンウォーク、ドライバーとのプライベートミーティング、ミシュランスターシェフによるケータリングなどの特典を楽しむことで、本物のF1の雰囲気に浸ることができるユニークな機会がある。

F1はオーストラリア、特にメルボルンで非常に人気があるため、パドックは通常よりも混雑していた。週末には1万ドル以上のチケット代がかかることもある。 伝説のライダーであるミック・ドゥーハンと彼の息子、アルピーヌのリザーブドライバーのジャック・ドゥーハンによるデモ走行が特別なハイライトだった。

父ミック・ドゥーハンと息子ジャック・ドゥーハン

ミック・ドゥーハンはMotoGPホンダRCV213を走らせ、息子は2000年仕様のベネトンB200 F1マシンを走らせた。驚くべきことに、ミック・ドゥーハンの昔のレーシングスーツはまだサイズがぴったりと彼にフィットしており、ミック自身は「かろうじて」とコメントしていた。ドゥーハン親子はこの素晴らしいショーを大いに盛り上げた。また息子のジャック・ドゥーハンは、アルピーヌでのF1シート獲得を狙っているだろう。

予選の驚き

マックス・フェルスタッペンは、カルロス・サインツとセルジオ・ペレスを抑えてオーストラリアGPのポールポジションを獲得。絶対的なペースを見せた。またサインツも虫垂炎の手術から見事な復帰を果たした。予選セッションでは、RBのダニエル・リカルドはトラックリミット違反によりQ1で脱落。だが角田裕毅は、ここでも素晴らしい予選を見せた。特にQ2でのパフォーマンスは素晴らしく、P9を確保。メルセデスのルイス・ハミルトンを上回った。

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予選で素晴らしいパフォーマンスを見せたRBの角田裕毅

自身のパフォーマンスを振り返り、角田は次のように語った。「僕が今やっていることを今後も続けていくだけだ。あとは今シーズン、フィールドがすごくタイトだから、僕が完璧なラップをすれば、そこそこ良い順位につけるというモチベーションがある。」

「そういったところで、出来るだけミスをしずに最大限ひとつひとつのコーナーを思い切って走るようにしている。」

「チームに大きく感謝したい。チームが上手くやってくれたおかげだ。そのおかげで、僕も自信を持って、大きなミスをすることなく上手く走ることができた。」

「今のところは今シーズンで1番良いレースウィークなんじゃないかな。」

結論

日曜日の決勝レースは、F1とモータースポーツのファンにとって素晴らしいイベントになることが予想される。このイベントは、地元および国際的なセレブリティを同様に惹きつけることが期待され、スペクタクルを高めている。素晴らしいポジションについた角田裕毅は、効果的なタイヤマネジメントと戦略的な計画に基づき、今季初ポイントを獲得することを目指している。

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