F1バーレーンGP土曜日、華やかなゲストたちと予選の熱気

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2025年F1バーレーンGP予選日には、多くの著名人や要人がバーレーン皇太子に敬意を表すために集まり、日曜日の本戦に先駆けて熱気あふれる雰囲気を楽しんでいた。

この華やかなゲストリストには、元フェラーリCEOのルカ・モンテゼーモロ氏、伝説的なエンツォ・フェラーリの息子であるピエロ・フェラーリ氏、そしてサッカー界の伝説、スティーブン・ジェラード氏が含まれる。ジェラード氏は認知症と闘うためのチャリティ団体『レース・アゲインスト・デメンシア』への支援を表明していた。

日曜日のレースにはさらに多くの著名人が来場する見込みだ。一方、土曜日にはトラック上でも多くの興奮が見られ、日本のF1ファンは角田裕毅選手の活躍に歓喜した。角田選手は週末の序盤に数々の厳しい練習セッションに直面しながらも、見事にQ3に進出し、予選で10位を確保した。

Piero Ferrari bahrain
ピエロ・フェラーリ

バーレーンGP:予選レポート

オスカー・ピアストリは圧倒的な走りを見せ、2025年シーズン2度目のポールポジションを獲得した。彼のベストラップは1分29秒841で、ジョージ・ラッセルより約0.2秒、シャルル・ルクレールより0.3秒速かった。チームメイトで現在のチャンピオンシップをリードするランド・ノリスは6位、ブレーキとバランスの問題に苦しむマックス・フェルスタッペンは7位に終わった。

予選ではドラマも見られた。フェルスタッペンはロックアップと機械的な懸念からQ1での最初のラップを放棄したが、終盤の走行で回復し通過。角田裕毅もプレッシャーの中で結果を出し、Q2最終ラップでアルピーヌのジャック・ドゥーハンを僅か0.02秒上回りQ3に進出した。

エステバン・オコンのクラッシュによりQ2では赤旗が出され、セットアップの課題が続く中、ドライバーたちはクリーンな走行を求めて奮闘。さらなる緊張が加わった。ピアストリは再びセッションをリードし、両レッドブルドライバーはQ3へ進出するために単発のアタックに頼った。

オスカー・ピアストリ
オスカー・ピアストリ

Q3では、ピアストリが再び強力なラップでポールを確保。ラッセルとアントネッリはメルセデスで印象的な結果を残したが、両者ともQ2でピットレーンを早く出たとしてそれぞれ1グリッド降格のペナルティを受けた。ガスリーはアルピーヌで5位、続いてノリスが6位に入った。フェルスタッペンは7位、サインツ、ハミルトンに続き、角田が1分31秒303で10位に入り、トップ10を締めくくった。

レースへの展望

角田裕毅のフリー走行でのロングランペースは、セットアップの問題と限られたトラック走行時間の組み合わせにより妨げられ、レースに向けて不確実性が残っている。それにもかかわらず、彼がポイント獲得のために戦えるという声もあがっている。今回の結果は高まるプレッシャーを和らげ、彼のシートに関する継続的な憶測を終わらせ、リアム・ローソンの代替として説得力のある正当性を示すことになるだろう。

マックス・フェルスタッペンも予選に向けての準備で困難な時間を過ごし、RB21の持続的なブレーキ問題にはっきりとした不満を示した。7位からのスタートと、依然として狭いセットアップウィンドウ内で運転するのが難しいマシンで、表彰台フィニッシュは見込めそうにない。彼の主な目標は、ダメージを最小限に抑え、チャンピオンシップ争いでの勢いを維持するための確実なポイント確保になるだろう。

Q3での角田とフェルスタッペンの間の0.9秒のギャップは大きく見えたが、それは少々誤解を招くものだった。角田はQ3で完全なラップを実現できず、また予選では、フェルスタッペンと比較してより保守的なセットアッププログラムを選択していた。これは日本のファンにとって、レース中に両レッドブルが好調な走りを見せることを期待する上で、いくらかの励みとなる。

レースはより涼しい夜間の条件下で行われ、これがレッドブルに有利に働く可能性がある。しかし、両ドライバーはマシンのステアリングに苦戦し続け、さらにブレーキの問題が重要な懸念事項として残っている。

もしチームがこれらの問題を改善できれば、レッドブルにとってシーズン初のダブルポイントフィニッシュを確保する絶好の機会となるだろう。

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