SSFF&ASIA2025、フィンランドの『破れたパンティーストッキング』がジョージ・ルーカス アワード獲得

ジョージ・ルーカス アワードに輝いたファビアン・ムンスターヤーム監督(中央)と審査員の上野樹里、岩井俊二監督 ©︎The Hollywood Reporter Japan
ジョージ・ルーカス アワードに輝いたファビアン・ムンスターヤーム監督(中央)と審査員の上野樹里、岩井俊二監督 ©︎The Hollywood Reporter Japan
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国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2025」のアワードセレモニーが11日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで行われ、フィンランドのファビアン・ムンスターヤーム監督の『破れたパンティーストッキング』がグランプリに当たるジョージ・ルーカス アワードに輝いた。

ライブアクション(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパン)、ノンフィクション、アニメーションのコンペティション5部門の優秀賞から選ばれる最高賞。ムンスターヤーム監督は、「素晴らしく栄誉なこと。フィンランドにいる全てのスタッフ、キャストに愛を注ぎたい。皆、素晴らしい仕事をしてくれた」と喜びをかみしめた。

『破れたパンティーストッキング』のファビアン・ムンスターヤーム監督 ©︎The Hollywood Reporter Japan
『破れたパンティーストッキング』のファビアン・ムンスターヤーム監督 ©︎The Hollywood Reporter Japan

応募のあった4592作品の頂点。ムンスターヤーム監督は、巨匠の名を冠したクリスタルのトロフィを高々と掲げ、「子供の頃からルーカスからはインスピレーションを受けていた。彼は素晴らしいストーリーテラー。夢がかなったようでうれしい」とリスペクトを込めた。

各部門の優秀賞は、来年のアカデミー賞短編映画賞のノミネートに推薦される。ジャパン部門は西遼太郎監督の『逆さまの天才』が獲得。3年前もコンペティションに選出されたが受賞を逃しており、「3年越しで賞を頂けたのがうれしく、また受賞できるように映像を作り続けていきたい」と意欲を見せた。

映画祭代表の別所哲也からトロフィを受け取る ©︎The Hollywood Reporter Japan
映画祭代表の別所哲也からトロフィを受け取る ©︎The Hollywood Reporter Japan

主な受賞は以下の通り。

▪️ジョージ・ルーカス アワード
『破れたパンティーストッキング』監督:ファビアン・ムンスターヤーム

▪️ライブアクション部門インターナショナル優秀賞
『破れたパンティーストッキング』監督:ファビアン・ムンスターヤーム

▪️ライブアクション部門アジア インターナショナル優秀賞
『燃夜』監督:ディーモン・ウォン

▪️ライブアクション部門ジャパン優秀賞
『逆さまの天才』監督:西遼太郎

▪️ノンフィクション部門優秀賞
『塀の中で』監督:ネイサン・フェーガン

▪️アニメーション部門優秀賞
『夏の白夜』監督:ルーク・アンガス

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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