マーゴット・ロビー×コリン・ファレル主演『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』|キャストが語る撮影秘話

『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』の米国プレミアに出席したマーゴット・ロビーとコリン・ファレル 写真:John Nacion/Variety/Getty Images
『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』の米国プレミアに出席したマーゴット・ロビーとコリン・ファレル 写真:John Nacion/Variety/Getty Images
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※この記事には映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』のネタバレが含まれます。

北米で現地時間9月19日(金)に劇場公開された『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』は、マーゴット・ロビーコリン・ファレルのW主演のオリジナル映画として、公開前から話題になった。

サラ(演:ロビー)とデヴィッド(演:ファレル)は友人の結婚式で出会い、レンタカーのカーナビに導かれて不思議なドアを通り抜けると、「人生で一番やり直したい日」へとタイムスリップする。

『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』
『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』

近年、続編やリメイク、リブート作品が数多く制作される中で、今年は新作オリジナル作品が次々にヒットしている。昨年の第97回アカデミー賞作品賞を受賞した『ANORA アノーラ』もその好例だ。

ニューヨークで行われたプレミア上映にて、ロビーは米『ハリウッド・リポーター』に「今は多くのオリジナル映画が公開され、本当に嬉しいです。今は映画にとって良い時代だと感じています」と語った。

ファレルも同意し、「今年、(オリジナル作品の)『Bring Her Back(原題)』や『罪人たち』、『Weapons(原題)』を観ました。オリジナル作品は本当にワクワクします。だからオリジナル作品と続編やリブート作品、どちらも共存する余地があります」と付け加えた。

脚本家の失恋経験から生まれた物語

『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』は、セス・リースが自身の経験からインスピレーションを得て脚本を執筆した。リースは失恋した直後に、レンタカーで友人の結婚式に向かったという。

「あれは人生最悪の瞬間でした。そして結婚式からの帰り道、カーナビが『290マイル(約467km)直進してください』と指示してきたんです。その時、もしカーナビが『美しく大胆な旅に出たくない?』と聞いてきたらどうするかな?と考えました。これは良い映画のアイデアだと思いました」とリースは裏話を語る。

リースは、「この映画が、さらに新しい物語が生まれるきっかけになることを期待しています」と加えた。

母への後悔を晴らす――「本当の母娘のよう」な撮影現場

同作はサラとデヴィッドの間に愛が芽生える様子を描いている。しかし、監督を務めるコゴナダは米『ハリウッド・リポーター』に対し、「リハーサル初日からクランクアップの日まで、ロビーとファレルの間にはある種の火花が散っていました」と語った。

作中では、人生の後悔についても描かれる。サラは、母親が亡くなった時に一緒にいられなかったという後悔を抱えている。サラが開くドアの一つは、彼女が幼少期を過ごした家へつながっている。彼女はそこで母親と共に過ごし、過去の後悔を晴らしていく。

ロビーは、サラの母親を演じるリリー・レーブとの共演シーンの裏話を明かした。「そのシーンの撮影は最高でした。映画の中で、リリーは若い頃の母親を演じています。そのため、私はリリーと同年代ですが、小さな子どものような気持ちで撮影に臨みました。私たちは本当の母娘のような関係性を築けたんです。これはリリーの才能でもあり、この映画の特徴でもあります。この映画はファンタジーでありながら、しっかり現実も描いています。感動的で、ロマンティックで、すべての要素が詰まった映画です」

『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』は12月19日(金)に日本公開予定。音楽を久石譲が手掛けていることもあり、日本でも注目を浴びそうな一作である。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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