矢口史靖監督『ドールハウス』主演の長澤まさみの恐怖演技に太鼓判「ムンク顔バッチリ」
矢口史靖監督が5日、最新作『ドールハウス』の凱旋報告会を主演俳優の長澤まさみとともに都内で開いた。
スペインのシッチェス・カタロニア、ベルギーのブリュッセルと並び世界3大ファンタスティック映画祭と呼ばれ、3月に開催されたポルトガルの第45回ポルト国際映画祭でグランプリ(Best Film Award)を受賞。現地での上映に立ち会った矢口監督は、「手応えはバッチリ。立ち上がってビックリする人もいて、これはいけると有頂天になった」とトロフィを掲げた。
2001年『ウォーターボーイズ』、2008年『ハッピーフライト』などコメディ路線で定評のある矢口監督が一転、亡き娘の代わりに買った人形が意思を持ったことによって起きる恐怖を描くオリジナル脚本を執筆。「今まで見たことのないものを目指し、ジェットコースターに乗る感覚でゾクゾク、ワクワクしてもらいたかった」という意欲作だ。
主演には「感情の細かい表現も、ど派手な笑いも何でもできる」と、『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』(2014)で起用した長澤を熱望。「冒頭の叫び顔、僕はムンク顔と呼んでいるのですが、そこでショックを与えないといけない。つかみはバッチリです」と太鼓判を押した。
長澤は“共演”したアヤちゃん人形を抱いて登壇し、「脚本を読んで、スピード展開のスピード感にのめり込んで、胸をつかまれました」と述懐。ムンク顔については、「『今までにしたことがない恐怖を感じた顔をしてください』と言われ、『ん?』となりましたが、できる限りの顔を想像しながらやりました」と照れながら明かした。
アヤちゃんに対しても、「本当にかわいくて、毎日表情が変わっていくので側で見ていて愛らしく、魅力的でひきつける何かを持っています」とベタ褒め。映画祭には参加できなかったが、出演した『アイアムアヒーロー』(2016)が観客賞を受賞したことがあり、「それより上のグランプリですからね。海外の人に受け入れてもらって自信につながります」と誇らしげに語った。
香港国際映画祭やイタリアのウディネーゼ・ファーイースト映画祭にも出品され、世界約20カ国での公開も決定。矢口監督は「早く日本のお客さんをゾクゾクさせたい」、長澤も「日本の皆さんにも楽しんでもらいたい」と口をそろえ、期待を高まらせていた。
『ドールハウス』は、6月13日に全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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