松坂桃李「めちゃくちゃ面白い」、染谷将太「最高に面白い」声優務めた『ひゃくえむ。』を自画自賛
アニメーション映画『ひゃくえむ。』の完成披露試写会が27日、東京・大手町の日経ホールで行われ、声優を務めた松坂桃李、染谷将太、内山昂輝、津田健次郎と岩井澤健治監督が上映前の舞台挨拶に登壇した。
長編第1作『音楽』がフランス・アヌシー国際アニメーション映画祭に出品されるなど高い評価を受けた岩井澤監督の最新作。魚豊氏の同名コミックを原作に、陸上の100メートル走に人生を懸けた男たちの群像劇だ。
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松坂は天才肌のスプリンター・トガシ役で、「自分が参加していてハードルを上げるのもなんですが、めちゃくちゃ面白い」と自画自賛。ライバルとなる努力型の小宮を担当した染谷も、「最高に面白い。臨場感が生々しく、たくさんの感情が降りかかってきて感動した」と声を弾ませた。
2人は2011年の映画『アントキノイノチ』以来、14年ぶりの共演。染谷が「いつかまた一緒にと思っていたのに、なんで14年も空いたんだろう」と言えば、松坂も「誰かが邪魔していたのか。でも、時間が空いてお互いの出ている作品を見て刺激をもらい、このタイミングでの共演はうれしさ倍増」と応じた。
岩井澤監督は、実際のアスリートが走る映像をモーションキャプチャーに取り込み、スパイクにマイクを仕込んで臨場感のある足音を表現するなど徹底的にリアリティにこだわって製作。「音は実写に近いやり方で収録し、僕も初めて聞いてビックリした。企画から4年くらい。ようやくここにたどり着き、胸がいっぱい」と安どの笑みを浮かべた。
染谷は改めて、「スポーツをやる方もやらない方も誰でも見られる。胸に響いてくる言葉、描写が待っています。感動を持ち帰ってほしい」とアピール。そして、松坂が「シンプルだけれどディープな世界で、登場人物たちの動きが胸を打ちます。臨場感とともに受け取ってほしい」と自負をのぞかせた。
『ひゃくえむ。』は、9月19日に全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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