『ベートーヴェン捏造』前夜祭、井ノ原快彦サプライズ登壇に主演の山田裕貴が最敬礼「超うれしい」
俳優の山田裕貴が主演の映画『ベートーヴェン捏造』の公開前夜祭が11日、東京・丸の内ピカデリーで行われた。山田のほか古田新太、染谷将太、神尾楓珠、前田旺志郎、小澤征悦、関和亮監督が出席。この日に出演が発表された20th Centuryの井ノ原快彦もサプライズで登壇した。
かげはら史帆氏のノンフィクション「ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく」を、お笑いタレントのバカリズムが脚色。ベートーヴェンの死後、パブリックイメージを天才音楽家に仕立てようとする忠実な執事シンドラーの奮闘を描く。
舞台挨拶の中盤、井ノ原が登場すると最も驚いたのが山田。二人は井ノ原主演のテレビ朝日『特捜9』シリーズで共演するなど気心の知れた仲で、「言葉が出ない。超うれしいです。さっきまで1滴も汗をかいていなかったのに、もう背中がグチョグチョです」と声を絞り出した。
井ノ原も、「山ちゃん(山田)に『今日、よろしくね』とLINEを打っていて、途中でサプライズと気づいて踏みとどまった」と告白。「見終わった後の、皆さんの顔が見たくて参上しました」と笑顔で話した。
ベートーヴェンにちょう愛された元愛弟子のリースという役どころ。シンドラーが嫉妬するという確執のある設定だが、「山ちゃんが気を使ってくれて、マネジャーのようにずっと横にいてくれた。役になりやすい状況をつくってくれたのでめちゃくちゃ楽しかった」と満足げに撮影を振り返った。
関監督も、V6の「Full Circle」のミュージックビデオを演出した縁があり「2人のシーンはテストをしようと思ったらもう始めていて、見ているだけで面白かった」と絶賛。山田は改めて、「いつか自分の主演作で共演したいと夢に描いていたことが、こんなにも早くかなった。ありがたい、ありがたい、ありがたい、ありがとうございます」と“元上司”に最大級の敬意をもって感謝していた。
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取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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