芳根京子、入れ替わり体現した『君の顔では泣けない』を猛アピール「力を貸してくれたら心強い」

(左から)中沢元紀、西川愛莉、芳根京子、髙橋海人、武石尚士、坂下雄一郎監督
(左から)中沢元紀、西川愛莉、芳根京子、髙橋海人、武石尚士、坂下雄一郎監督 ©︎The Hollywood Reporter Japan
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俳優の芳根京子が主演する映画『君の顔では泣けない』の完成披露試写会が1日、東京・内幸町のイイノホールで行われた。

芳根は、共演のKing&Prince髙橋海人、西川愛莉、武市尚士、中沢元紀、坂下雄一郎監督とともに上映後の舞台挨拶に登壇。「ドッキドキで、初めて我が子をお披露目するような気持ち。いかがでしたか?」と客席に語りかけ、満場からの拍手を受け安どの笑みを浮かべた。

芳根京子
芳根京子 ©︎The Hollywood Reporter Japan

君嶋彼方氏の同名小説が原作。高校1年生の時に心と体が入れ替わってしまった坡平陸と水村まなみの、さまざまな思いが交錯しながらそれぞれの人生を生きる15年を描く。

芳根は脚本を読み、「元に戻ることがゴールだと思い込んでいたので、そうきたかと思った。15歳からの15年は、人生でターニングポイントになるきっかけが多いタイミングだと考えさせられ、難しいだろうなと思いながらそれを乗り越えた先の景色が見たかった」と回想。「撮影前のリハーサルで、入れ替わりに引っ張られすぎていたんだと、凄く楽になった瞬間があった。攻め方が分かって、動きを出す方が邪魔。引き算でやった印象です」と振り返った。

芳根京子、髙橋海人
芳根京子、髙橋海人 ©︎The Hollywood Reporter Japan

一方の髙橋も、「自分にとっては初めてのテーマで、チャレンジングだなと思いながら脚本を読んだ。丁寧にやらなければいけない、生半可な気持ちでは痛い目に遭うと思った」と決意。「芳根ちゃんのYouTubeを見て形から入ってみようと思ったが、お客さんにストレートに見てもらうためには気持ち勝負でいった方がいい。それが分かってからは、のびのびと現場に向かっていけた」と満足げに語った。

坂下監督は、脚本も自ら手掛け「入れ替わって15年を過ごす特徴的なところが目をひいた。映画にできたら、いいものになると思った。出版社の方にも、2人は恋愛関係にならない、誇張したコメディにはしないと伝えた」と説明。そして、芳根が、「とにかく、皆さんがどう感じ取ったのかがめちゃくちゃ気になります。感想を(映画の公式X)にください。力を貸してくれたら心強いです」とアピールした。

『君の顔では泣けない』は、第38回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門に選出されており、11月2日に上映予定。11月14日に全国で公開される。

髙橋海人
髙橋海人 ©︎The Hollywood Reporter Japan

取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元

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