杉咲花「歌舞伎町が新しく見えた」――映画『ミーツ・ザ・ワールド』ヒット祈願で語る撮影の思い出
俳優の杉咲花、南琴奈、板垣李光人が15日、映画『ミーツ・ザ・ワールド』のヒット祈願を東京・西新宿の成子天神社で行った。
杉咲は、昨年夏にロケも行った新宿で祈とうを受け「とてもうれしかった。夏の盛りの暑い中、皆で何とか乗り越えた日々で、神社も舞台になっていたので懐かしかった」と笑顔。歌舞伎町での撮影も、「どんどん心地のいい場所になって、朝日を迎えるシーンではきれいで新しい街に見えた」と振り返った。
オーディションで役を勝ち取った南も、「私のシーンは全部新宿で、ナイターシフトだったので朝日が出る頃に帰っていたのを覚えています。でも、普段行くことがないので新鮮でした」と回想。最終オーディションに立ち会った杉咲との共演については、「うれしさと同時に緊張したけれど、ラフに話しかけてくださって安心感がありました」と感謝した。
これに対し杉咲は、「クールに見えるけれど人懐こくて優しい。ちょっと不真面目なところも大好き」と相思相愛を強調。板垣はそんな2人を見て、「空気感が素敵で、神聖な領域があって、間に入っていくよりも遠くから見守りたい感じでした」と、ちょっぴりうらやましげに話した。
絵馬に願い事をしたため、杉咲は「みんなで健やかにいられますように」、南は「(映画が)多くの人に愛されますように」と披露。だが、板垣は「目薬を使いきれますように」と個人的な願望を書き、「お願い。書き直しさせてほしい」と別の意味で懇願していた。
松井大悟監督は、「とどけ‼『ミーツ・ザ・ワールド』」とストレートに表現。「今の時代に必要な映画。いろいろな選択肢がある中で、グレーでもいいじゃないかと、見た方が少しでも息をしやすくなればうれしい」とアピールした。
『ミーツ・ザ・ワールド』は、金原ひとみ氏の同名小説の映画化。自分のことが愛せない銀行員、希死念慮を抱えたキャバクラ嬢、愛されたい欲求の強いホストが、悩みながらもそれぞれの居場所を探していく姿を描く。10月24日から全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
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