登録者89万人のYouTuber・コウイチ、長編映画監督デビュー作『とれ!』完成 ホラー×青春の新感覚作品が2026年公開
YouTubeチャンネル「kouichitv」で登録者数89万人超を誇る人気動画クリエイターのコウイチが、初の長編映画監督・脚本を務めた映画『とれ!』が完成した。KADOKAWA製作・配給のもと、2026年1月16日よりテアトル新宿ほか全国公開される。完成を記念し、短編作から最新作までを一挙上映するイベント「コウイチ映画祭り」が開催され、監督本人とキャストが作品への思いや撮影秘話を語った。
YouTube発クリエイター、劇場長編へ 本格ホラーで挑む監督デビュー
コウイチは、ショート動画やホラーコンテンツで支持を集める動画クリエイター。短編映画『最悪な1日』で札幌国際短編映画祭特別賞を受賞し、YouTubeで公開された短編『消えない』は再生回数460万回を超えるなど、映像作家としても注目を集めてきた。
その集大成となるのが、監督・脚本を務めた初の劇場用長編映画『とれ!』。ジャンルは得意とするホラーながら、「神様×心霊」という独自の切り口で、恐怖とユーモア、そして青春ドラマを融合させた意欲作となっている。
中島瑠菜が長編単独初主演 若手から実力派まで集結

主演を務めるのは、近年話題作への出演が続く中島瑠菜。本作で長編映画単独初主演を果たす。共演には、まいきち、和田雅成、宮地真緒、奥菜恵らが名を連ねた。
12月20日に開催された完成披露イベント「コウイチ映画祭り」には、コウイチ監督、中島、まいきちが登壇。満員の客席を前に、コウイチ監督は「観客の皆さんの表情が明るくて安心しました」と率直な心境を語った。

「神様」を描くホラーへ 構想変更を重ねた制作の舞台裏
本作は当初、別のモチーフで構想されていたが、制作過程で大きく方向転換したという。コウイチ監督は「幽霊ではなく、もっと上位の存在である“神様”を描きたかった」と説明し、「恐怖そのものより、取り憑かれた後に人がどう変わっていくのかを描きたかった」と語った。
また、長編制作については「短編はアイデアで押し切れるが、長編では感情の流れが重要。脚本について改めて学び直した」と、YouTube作品との違いにも言及している。
撮影現場での“怪奇現象”も明らかに
イベントでは、ホラー映画ならではのエピソードも披露された。コウイチ監督は、撮影中に「誰もいないはずの場所から女性の声が録音されていた」と告白。即座に音声処理されたというエピソードに、共演者の中島とまいきちも驚きを隠せない様子だった。
さらに、劇中のカフェシーンにコウイチ監督自身が店員役で出演していることもサプライズ発表され、会場を沸かせた。

次回作は“ガチホラー”やコメディも視野に
今後についてコウイチ監督は、「今回はライトなホラーにしたが、次は本格的に怖い作品や、コメディに振り切った作品にも挑戦したい。IMAXや3Dなど大きなスクリーンも意識したい」と展望を語った。
なお、2026年1月16日の公開初日には舞台挨拶、翌17日には公開記念イベントの開催も予定されている。
作品情報
- タイトル:『とれ!』
- 公開日:2026年1月16日(金)
- 監督・脚本:コウイチ
- 主演:中島瑠菜
- 出演:まいきち、和田雅成、宮地真緒、奥菜恵
- 配給:KADOKAWA
- 上映時間:74分/レーティング:G
- ©2025「とれ!」製作委員会
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