内野聖陽、上田慎一郎監督『アングリースクワッド』に脚本から参加「不撓不屈の精神で作り上げた」
上田慎一郎監督の最新作『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』の完成披露上映会が7日、東京・新宿ピカデリーで行われた。
主演の内野聖陽をはじめ岡田将生、川栄李奈、森川葵、後藤剛範、上川周作、鈴木聖奈、真矢ミキ、小澤征悦と主要キャストが勢ぞろい。上田監督は、「キャストは歴戦の猛者ばかり。いろいろなアイデアを出してくれて、プランがいい意味で壊れ再構築していく撮影は大変だったけれど幸せだった」と満足げに振り返った。
韓国のドラマ「元カレは天才詐欺師~38師機動隊~」が原作。内野は脚本の段階から参加し、「16話のドラマを1本に凝縮するわけだから、最初は情報量が多く訳が分からなかった。でも、監督と何十回も打ち合わせを重ね、不撓不屈(ふとうふくつ)の精神で作り上げた。稿を重ねるごとに気迫と情熱が加わり、参加できて光栄だった」と胸を張った。
真面目な公務員が天才詐欺師グループと手を組み、脱税王に納税させようと追い詰めていくだまし合いエンタテインメント。公務員役の内野は、「普段、詐欺師とは会わないので、ワンダーランドに行くようだった」と感想。詐欺師のリーダーを務めた岡田は、「劇団のようにアイデアを出しながら芝居を構築していく充実した時間だった」と笑顔で話した。
2人は初共演で、内野は「詐欺師だから怖いキャラかと思ったら、岡田くんは甘えん坊タイプ。許せちゃうし素敵な詐欺師で、友情が芽生えたかも」とうれしそう。岡田は感謝しつつも、「なんか違う目線になっていますよ」と、その圧にたじたじとなっていた。
撮影はコロナ禍に行われ、上田監督が感染するアクシデントもあり「スケジュールは変えられないので、自宅からリモートで演出しました」と告白。内野が、「あれは中々まとまらなかったなあ」とこぼすと、小沢が「『カメラを止めるな!』ですからね」とお約束のボケを放ち会場を和ませた。
『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』は、11月22日から全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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