米倉涼子『劇場版ドクターX』に万感「ファイナルの実感が押し寄せています」
俳優の米倉涼子が主演する映画『劇場版ドクターX』の試写会が19日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。
米倉をはじめ2012年にスタートした連続ドラマから出演する田中圭、内田有紀、今田美桜、遠藤憲一、勝村政信、鈴木浩介と、劇場版から参加した染谷将太と「なにわ男子」の西畑大吾、脚本の中園ミホ氏、田村直己監督が登壇。米倉は「(10月8日の)完成報告会には西田(敏行)さんもいたけれど…」と、10月17日に急逝したレギュラー出演者の西田さんをしのびつつ、「きょうは久しぶりに皆に会えてうれしい気持ちでいっぱい」と笑顔をはじけさせた。
撮影時は、19年に患った低髄液圧症候群との闘病あり「体調も万全ではなかったけれど、最後になっちゃうのかなと思いながら1シーン1シーンかみしめるように撮っていた」としみじみ。「大門未知子として形になって形になって、お披露目できて幸せ。自分でファイナルと言っちゃっている実感が押し寄せています」と万感の表情を見せた。
大門の盟友で麻酔科医・城之内博美役の内田も、「あと何回城之内役の、と言えるのか。12年の歩みがあるので、寂しい思いは皆からひしひし伝わってくるけれど、まだ終わりじゃない。これからも1ページ1ページ思い出をつくっていこうと思う」と気丈。外科医・海老名敬役の遠藤は、「絶対またやると思っているけれど、やらないよね。でも、やれるといいなあ」と名残惜しそうに語った。
大門の前に立ちはだかる役どころの染谷は、「物凄く驚いて、うれしさと緊張があった。ドキドキで入った初日に米倉さんと初めて会って『あっ、大門だ』となった。皆さんのおかげで宿敵にさせていただいた」と感謝。新人外科医役の西畑は、「お父さんがずっと見ていて、ほかの作品には興味を示さないのに『ドクターX』に出ると言ったら、めっちゃ喜んでくれた。親孝行ができた気持ち」と喜びを爆発させた。
『劇場版ドクターX』は、12月6日から全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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