内野聖陽、3年費やした『アングリースクワッド』公開に万感「長い道のりだった」

『アングリースクワッド』舞台挨拶に登壇した(左から)鈴木聖奈、真矢ミキ、上川周作、川栄李奈、内野聖陽、森川葵、後藤剛範、小澤征悦、上田慎一郎監督
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上田慎一郎監督の最新作『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』の初日舞台挨拶が22日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、主演の内野聖陽をはじめ川栄李奈、森川葵、後藤剛範、上川周作、鈴木聖奈、真矢ミキ、小澤征悦が登壇した。

内野聖陽

韓国のドラマ「元カレは天才詐欺師~38師機動隊」を原案に、生真面目な税務署員が詐欺師グループと手を組み脱税王に納税させようと奔走する物語。内野は脚本の打ち合わせにも参加するなど、約3年を費やしての公開に「長い道のりだったけれど、ようやくこの日を迎えられた」と感無量の表情で語った。

詐欺師グループのリーダーを演じたのは岡田将生だが、この日はスケジュールの都合で欠席したため、森川が「岡田さんの分までしゃべりたい」と意欲。だが、「ボスだけどボス感がないというか、まとめているようでまとめていなかったり、うまく誘導された感じ。不思議な人でした」と微妙な評価に、会場からは笑いが漏れた。

上田慎一郎監督

内野の部下役だった川栄は、「率先して引っ張ってアドバイスもいただき学ばせてもらった。脚本の全ページに付箋が貼ってあるので分厚くて、余白にもびっしり書き込んであった。私のペラペラな脚本が恥ずかしくなった」と尊敬のまな差しを向けた。

内野は照れながらも、「面白い映画を作りたいという一心だけで、これでもかというくらい打ち合わせを重ねた。現場でも皆で喧々諤々(けんけんがくがく)言い合って手作り感の強かったが、見てみると上田監督、さすがだなと言える作品になった。期待して見て」と自信ありげ。上田監督も涙ながらに内野に感謝を伝え、「お客さんを徹底的に楽しませようと思って作った。このフィクションが現実のエネルギーになればうれしい」と話した。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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