『アンダーニンジャ』ハリウッドでワールドプレミア開催、山﨑賢人「世界中に忍者をとどろかせる」
俳優の山﨑賢人が主演の映画『アンダーニンジャ』の完成報告会が6日、都内のホテルで行われ、今月8日に米ハリウッドでワールドプレミアを開催することが発表された。
会場は映画の都の象徴でもあるグローマンズ・チャイニーズ・シアター。その隣にあるアカデミー賞授賞式会場のドルビーシアター前でレッドカーペット・アライバルも行われ、山﨑とヒロインの浜辺美波が参加する。
「SHOGUN 将軍」がゴールデングローブ賞で作品賞など4冠に輝くなど、海外では時代劇、忍者が人気コンテンツとなっている。山﨑は「日本の忍者の歴史を背負い、世界中にとどろかせてやろうと思います」と宣言。浜辺は「山﨑さんは(海外に)慣れていらっしゃるのでお任せして、私は陰で暗躍します」といたずらっぽく笑った。
映画は花沢健吾氏の同名人気コミックが原作。忍者が現代まで脈々と生き続け、歴史的な事件の裏で常に介在してきたという設定で繰り広げられる、笑いもちりばめたアクション大作。完成報告会には2人のほか間宮祥太朗、白石麻衣、山本千尋、宮世琉弥、坂口涼太郎、シソンヌの長谷川忍、木南晴夏、ムロツヨシ、岡山天音、平田満と福田雄一監督が顔をそろえた。
山﨑は「もともと原作が好きだったので、オファーを受けてワクワクした。コメディとアクションが融合した、現代忍者の凄い映画ができました」と自信たっぷり。さらに、「最初から最後まで面白い映像のオンパレード。老若男女に見てほしい」と期待した。
浜辺は、アクションシーンはないものの「忍者の皆さんがあまりに格好いい」と絶賛。だが、自身は福田監督の得意とする変顔を求められ「洗礼を受けました。いざ自分の番になると、心臓のたかまりが凄かった。終わって、達成感より喪失感があった」と嘆いた。
普段は漫画を読まないという福田監督は、「何年かに一度は、賢人とやりたいという欲が出てくる。賢人がやりたがっているならぜひと読んだら、物凄く面白かった」と3度目のタッグが実現。脚本も自ら執筆し、「自分的にはうまくまとめられたと思う。編集などで50回近く見ているが、毎回、冒頭でまた見られるんだと思える作品は初めて。早く見てもらいたい」と公開が待ち遠しい様子だった。
『アンダーニンジャ』は、1月24日から全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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