菅田将暉の今年の初笑いは「体調不良の自分」、『サンセット・サンライズ』初日舞台挨拶
俳優の菅田将暉が主演する映画『サンセット・サンライズ』が17日、全国344館で封切られた。
菅田は共演の井上真央、中村雅俊、三宅健、脚本の宮藤官九郎、岸善幸監督とともに東京・新宿ピカデリーで初日舞台挨拶。「やっと公開できました。『面白かった』と言ってもらえればうれしい」と期待に胸を弾ませた。
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東京の大企業に勤める晋作は、コロナ禍を機に田舎への移住を考える。三陸で見つけたのが、広い、安い、おまけに家具家電付きの神物件。
早速”お試し移住”を始め、大好きな釣り三昧の日々を過ごすが、地元の人々は東京から来たよそ者の登場に気が気でない・・。
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楡周平氏の同名小説を原作に、コロナ禍で東京から東北に移住したサラリーマンの西尾晋作が地元の人々とふれあい、食べ物に魅了されていく過程をユーモアを交えて描いた。
菅田は宮藤の脚本を読み、釣りをするあるシーンで「どうやって撮るんだろうと思って。現場は大変だったみたいです。大自然のリアルさに、(餌の)イソメだけCG。依頼を受けたCG部もビックリしたと思う」と明かした。
ヒロインの関野百香役の井上は、「コメディにもたくさん素敵な部分はあるけれど、宮藤さんの描く寂しさやもやもやした気持ちがにじむ瞬間が好きです」と笑顔。
だが、晋作の前で初めてマスクを外すシーンでは、「スローがかかると言われて、かわいい顔をしなきゃとか意識したら、自分の動きがスローになって自分で笑っちゃいました」と照れながら告白した。
宮城出身で中村は、かつて付き人だった小日向文世との共演もあって「特別な思いがある。エンドクレジットを見てうれしくなった」と満面の笑み。しかし、方言に関しては「デビューして51年だけれど、初めてセリフで宮城弁をしゃべった。ネイティブにいけるかなと思ったけれど、そのレベルにはいけず夢はかなわなかった」と悔しがった。
作品の内容にちなみ、今年の初笑いを聞かれた菅田は「この作品のイベントが今年最初の大きな仕事だったのに、体調不良で休んでしまった。初めてくらいで、そんな自分に笑ってしまった」と苦笑。
その上で、「皆さんのおかげで公開できたことがうれしい。東北に旅をしよう、おいしものを食べに行こうと思ってもらえたら。そして、健康で今年1年頑張りましょう」と自らに言い聞かせるように呼びかけた。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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