ディオール2023春夏コレクション: 伝説的歌手ジョゼフィン・ベイカーがテーマ、アニャ・テイラー=ジョイら豪華ゲストが参加
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23日、ディオールがパリで2023春夏オートクチュール・コレクションを披露した。
今回のコレクションは、伝説的歌手ジョゼフィン・ベイカーにインスパイアされたステージに彩られた。ベイカーは、アフリカ系アメリカ人の歌手で、公民権運動の活動家としても活躍。そして、ステージには、ベイカーら歴史的アイコンの巨大なモノクロ写真が展示された。
ディオールは、ベイカーをテーマに選択した理由について「どの写真も、エネルギーに満ちています。ファッション史の歩みが伝わってきます。まさに、時代の先駆者のお手本です」と説明した。
コレクションに最初に登場したのは、ランジェリー型のボディスーツ。ある意味、“ディオールらしくない”選択だったとも言える。一方で、存在感を放っていたのは、華やかな刺繡が施された濃青灰色のウールコート。ディオールによると、スーツやコートは「ムッシュ・ディオールに捧ぐ生地」で仕立てられたという。
また、カトリーヌ・ドヌーヴ、キルスティン・ダンストやカーラ・ブルーニら豪華ゲストが出席した。その中には、映画『ザ・メニュー』のアニャ・テイラー=ジョイの姿も。そして、THRの取材に対し「とても気に入りました。前情報なしで来たので、アーサー・キットの写真を見た瞬間、凄く興奮しました。ジョゼフィンのテーマは、非常に美しかったです」と語った。
ディオールのアンバサダーも務めるアニャ・テイラー=ジョイ
さらに、俳優のヤラ・シャヒディは「ブランドは進化を続けています。黒人女性がインスパイアを与えているのは、素晴らしいことです。実際にステージ衣装を製作するなど、ジョゼフィンとディオールには深い歴史があります。本当に心が躍る気持ちです」と述べた。
2023春夏シーズンのパリ・オートクチュールは、今月26日まで開催。
オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌
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