伝説のスーパーモデル、リンダ・エヴァンジェリスタが復帰について語る: 「もっと早く家から出ればよかった!」
2022年にイギリス版「Vogue」の表紙を飾って以来、公の場に姿を現すようになった伝説のスーパーモデル、リンダ・エヴァンジェリスタ。2023年9月には、シンディ・クロフォード、クリスティ・ターリントン、ナオミ・キャンベルとともにアメリカ版「Vogue」の表紙に登場した。突如として集まった注目や称賛に、エヴァンジェリスタは今何を思うのだろうか?12日夜、ニューヨークでケリング財団のディナーに参加した彼女は米ハリウッド・リポーターに対し「もっと早く家から出ればよかった!」と笑いながら答えた。
ケリング・グループがプロデュースする年に一度の資金集めイベント「Caring for Women」に出席したエヴァンジェリスタは、以下のように付け加えた。「今週は沢山の愛を感じることができ、本当に圧倒されています。でも今夜は、サルマと財団を支援するためのものです。それが正しいと感じています」
サルマ・ハエック=ピノーは、グッチ、バレンシアガ、イヴ・サンローランなどを所有するケリングの会長兼CEOで夫のフランソワ=アンリ・ピノーと共同で会長を務めた。ケリングが資金集めイベントをプロデュースするのは今回が2回目。今年は、ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイが創設した「Malala Fund」を含む3つの非営利団体のために300万ドル以上が寄付された。
レッドカーペットはケリング・レーベル一色。キム・カーダシアン、オプラ・ウィンフリー、ニコール・キッドマン、チャニング・テイタム、レオナルド・ディカプリオら豪華スターが集結し、イベントにはファッション・ハリウッド業界の大物が顔を揃えた。
ケリング財団の幹部で、ポメラートのサビーナ・ベッリCEOは以下のように説明した。「ケリングは発信力とコミュニケーション方法を活かし、女性支援に光を当てています。最初のステップは女性の3人に1人がDV、または暴力の被害者だという状況を浮き彫りにすること。私たちはシェルターを必要としている女性を支援し、素晴らしい関連団体へのサポートを行わなければなりません。ご存知の通り、これらすべてには資金が必要です」
イベント当日は、様々なブランドの商品やシンディ・シャーマンらアーティストのオリジナル作品がオークションにかけられ、資金集めが行われた。グッチの陶磁器でオードブルが振舞われるなどケリングが細部まで宿るなか、出席者も同会社のファッションに身を包んだ。
ユスフザイはボッテガ・ヴェネタ、キッドマン、クリスティ・ターリントン、イザベル・ユペールらはバレンシアガを着用。ハエック=ピノーはグッチで着飾り、ウィンフリーとゾーイ・クラヴィッツはサンローラン姿を披露した。クラヴィッツは「(ケリングは)絶大な影響を与えています。各非営利団体の活動には頭が下がる思いです」とコメントを寄せた。
バレンシアガを着用した俳優のレイチェル・セノットも同じ意見だ。「財団は女性のために尽くしています。ここに参加する機会を得られたことは、とても大きなことです」「私たちは女性として、今という時をリアルタイムで観察しています。女性の権利がはく奪されていくのを見るのは、恐ろしい。出来ることをするまでですが、プレッシャーも大きいです。個人としてどんな影響を与えられるか考える一方で、小さなことでも変化を起こせると認識しています」
モデルのベサン・ハーディソンは以下のように思いを明かした。「何かを与えられなくても、参加はできる。人々には自分ができることを模索するよう促しています。それは私のサルマの好きなところでもあります。彼女の説得力ある言葉に引き込まれ、もっと何かしたくなるのです」「サルマは凄くクールで熱心な人。だからこそ、原動力になっています。とにかく彼女が大好きです」
イベントの後半で、ハエック=ピノーは力強くこう語りかけた。「この部屋にいる皆さんは、夢を現実に変えられるパワフルで優れた夢想家です。ともに1つの夢に向かって行動を起こし、女性の尊厳を守る波及効果をもたらしましょう」
※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。