2024年F1日本GP土曜日:ファンの大歓声の中、角田裕毅が予選トップ10入り!
日本GP土曜日。天候に恵まれた鈴鹿サーキットには、ホリエモンでお馴染みの堀江貴文や、昨年もパドックに顔を出していた前澤友作をはじめとするVIPゲストを含め、昨日よりも多くのファンが来場した。前澤はフェラーリ・チャレンジの観戦のためにも来ていたようだ。ご存知のように、彼自身もフェラーリでレースに参戦している。
日本人建築家の丹下憲孝や、フジテレビのコメンテーター、トヨタ・ガズー・レーシング・ヨーロッパの副会長を務める中嶋一貴、ジャン・アレジと息子のジュリアーノ・アレジなど、日本のF1関係者もたくさん見られた。
また、RBのガレージには角田裕毅の活躍を見守る角田ファミリーの姿も見られた。
フリー走行3回目
大きなアクシデントはなかった。角田裕毅はソフトタイヤで良い走りを見せ、ハードタイヤでのロングランもまずまずのラップタイムを刻んだ。角田は9番手、チームメイトのダニエル・リカルドは13番手でセッションを終えた。
ターン9では、何人かのドライバーにトラブルが発生していたようだ。ランド・ノリス、ケビン・マグヌッセン、ランス・ストロールはコース上にマシンをとどめるのに苦労していた。だが大きな影響はなかった。
マックス・フェルスタッペンがトップタイムの1分29秒563を記録。
チームメイトのセルジオ・ペレス、メルセデスのジョージ・ラッセルがこれに続いた。フェラーリはロングランでミディアムタイヤをテストしたが、ファステストラップでは明らかにレッドブルやマクラーレンよりも劣っているように見えた。
チーム角田の新メンバー
シガスポーツは、角田裕毅のマネジメントチームの新メンバーと会って話をする機会に恵まれた。
ルイス・アルバレズは、チーム角田をコマーシャル面でサポートし、マリオ宮川はトラックサイドでのマネジメントと契約交渉に専念する。ルイス・アルバレズはメキシコ人で、すでに2022年末までセルジオ・ペレスと仕事をしていた経験豊富なマネージャーだ。
2024年日本GP予選
やや曇り空だが気温は高いドライコンディションのもと、満員の観客の前で予選がスタートした。RBの両ドライバーがQ2に進出し、日本のファンを喜ばせた。
角田は10番手につけ、チームメイトのダニエル・リカルド(11番手)を破り、Q3進出を果たしたが、その差は僅差であった。
角田は3レース連続のQ3進出。もちろん、母国のファンの前で達成できたことをとても喜んでいた。
角田裕毅は予選を終え、大勢のメディアの前で次のように語った。
「気分はまぁまぁってとこかな。あまり最後はまとめ切れなかった部分もあるし、少しバランスに苦しんだ部分もあった。自分のミスもあった。少し悔しい。これは次への課題点だ」
「鈴鹿はやっぱり走っていて楽しいよ。ただ、今までの日本GPよりは少しプレッシャーを感じた予選ではあったかな。責任感とかそんな感じだね。ファンの歓声のある中で走れて、エネルギーがもらえたし、本当に最高だったよ」
「今日もクルマの調子は悪くない。セットアップは少しダウンフォースレベルを変えた」
「予選でトップ10入りができて、日本GPでのポイント獲得に一歩近づけた感じがする。あとは明日どれだけ自分がまとめ切れるかが重要だ」
「ダニエルも近いタイムだったから、後続勢への対策もチームとして何かしら出来るんじゃないかな」
「ここで2台でポイント獲得が出来たら最高だ」
僅かに角田には及ばなかったものの、今シーズンの予選でベルトリザルトを獲得したダニエル・リカルドは次のように語った。
「前回よりは良かったね。でもQ3まであと少しだった。だから悔しいよ。裕毅はかなりいいドライビングをしているね」
「明日は悪くないと思う。まだロングラン走行が十分にできていないんだけど、前向きに頑張るよ」
「エンジニアも、現実的でいいセッションだったと評価してくれた。明日に向けて、笑顔とポジティブな気持ちを持って挑みたい。悔しい気持ちはあるけど、今日のこの結果には満足している」
「今朝の短い時間の中で、メルボルンを終えてさらに多くのことを理解することが出来たと思う。あと一歩のところまできているし、それはポジティブなことだし励みになっているよ」
「去年は鈴鹿を走れていないから、久しぶりの鈴鹿でのドライブは嬉しかったよ。最高だ」
明日の日本GP決勝レースを前に、角田裕毅はポイントを獲得できる良いポジションにいる。しかし、第1コーナーでチームメイトのダニエル・リカルドとクラッシュしないように注意しなければならないだろう。
明日は戦略が非常に重要になる。RBは角田の地元の観衆の前で良いパフォーマンスを発揮できるよう、角田に良い戦略を与えてほしいところだ。
アストンマーティンのストロール(16番手)は、レース戦略やレースペースが良くなっても、角田に追いつくには厳しいだろう。角田がポイントを獲得できる可能性は十分ある。
また、雨の可能性も考慮する必要がある。つまり、少なくとも2回のピットストップが必要で、雨脚が予想以上に強ければ面白いタイヤ選択が見られるかもしれない。
いずれにせよ、明日はどんなコンディションになろうと角田裕毅がポイントを獲得するエキサイティングなレースを期待したい。
【関連記事】
- 熱狂的なF1ファンに包まれる特別な週末!2024年F1日本GPが開幕 – THR Japan (hollywoodreporter.jp)
- 2024年F1日本GP金曜日:岩佐がFP1を走行、角田は小雨の中FP2で4番手! – THR Japan (hollywoodreporter.jp)
- Netflix『Formula 1: 栄光のグランプリ』予告編が公開 – THR Japan (hollywoodreporter.jp)