2024年F1カナダGP土曜日 ― 角田裕毅が契約更新を発表!

Yuki Tsunoda Canada
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Visa Cash App RBとの1年間契約更新を発表した角田裕毅。不死鳥のように復活し、パフォーマンスを見せたダニエル・リカルド。そして土曜日の予選でマックス・フェルスタッペンからポールポジションを勝ち取ったジョージ・ラッセル。カナダグランプリはF1ファンに興奮をもたらし、日曜のレースに大きな期待が寄せられている。

フリー走行3と予選セッションを通して主にドライの状態だったジル・ヴィルヌーヴ・サーキット。多くの人の予想に反し、カオスな予選にはならなかった。

ジャック・ヴィルヌーヴがSky UKでダニエル・リカルドを厳しく批判したことについて、多くのメディアが話していた。「なぜ彼はまだF1にいるのか?」このコメントがどのようにダニエル・リカルドを予選で奮起させるのだろうか、と誰もが注目していた。

しかし、大ニュースは明らかに角田裕毅がVisa Cash App RBとの契約を1年間更新させたことだった。

Yuki Tsunoda Canada

以下はVisa Cash App RBからのプレスリリースである。

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「Visa Cash App RBは、角田裕毅との契約を2025年まで更新したこと喜んでお知らせする。彼は、これまでのF1キャリアの全4シーズンをチームとともにした。元々純粋な才能がを持つ彼は、一貫性のある、アグレッシブで洗練されたレーサーへと大きな進歩を遂げてきた」

「デビューシーズンには、アブダビで4位を獲得。今では頻繁にトップ10に入るようになった。今シーズンは既に5つのグランプリで入賞。マイアミのスプリントレースでもポイントを獲得している」

角田裕毅

「Visa Cash App RBに残れることをとても嬉しく思う。今年の早い段階で自分の将来が決まったのは良い気分だ。そして、僕のキャリアで重要な役割を果たしてきたレッドブルとホンダの皆さんに感謝したい。チームには大きな開発プロジェクトが控えていて、その一員になれることにワクワクしている」

「僕が一生懸命努力してきたことを皆が評価してくれていること、そしてチームがグリッドで更に上のポジションへと助けてくれるのは素晴らしいことだ。今シーズンはすでに明確な進歩を遂げており、それが僕にベストを尽くすモチベーションとなっている。今後も全力で頑張っていきたい」

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「今は今シーズンの残りのレースに集中している。できるだけ多くのポイントを持ち帰ることを目標に、チームとともに常に成長し、来年さらに良い結果を出すための土台を築いていくよ!」

ローラン・メキース(VCARBチーム代表)

「ファエンツァに戻る前から、私は角田の進歩に関心を持って見ていた。とても印象的だった。年々、彼が遂げてきた飛躍は驚異的であり、レースごとに私たち全員を驚かせ続けている」

「彼の天性なるスピードには疑いの余地はない。そこに、ドライバーとして成熟したアプローチが加わった。この組み合わせは、彼が速さと一貫性のあるチームプレーヤーであることを証明している」

「私たちは、彼がチームに何を求めているのかを考えている。また、彼も同じように、チームからの要求をよく理解している。角田はドライバーとして、そしてVisa Cash App RBの一員として、共に進歩していく」

「私たちは同じ野心を共有し、これからも一緒に旅を続ける。チームに対し、これからも多くの貢献をしてもらうことになるだろう」

ピーター・バイエル(VCARB CEO)

「角田は、レッドブルとホンダの両方のジュニアドライバープログラムの卒業生であり、全ての関係者の努力のおかげで、現在のパフォーマンスレベルに到達することができた」

「よく『勝つチームを変えるな』と言われるが、将来の一員として角田が残留してくれるのを嬉しく思う。彼の魅力的な性格は世界中のファンに人気で、レーストラックの内外で貴重な存在だ。彼と一緒に、さらなる進歩をしていくことにワクワクしている」

カナダグランプリ:土曜日のレポート

発表のタイミングが予選の30分前というのは違和感があったが、角田裕毅もダニエル・リカルドも気を散らすことはなくQ3に進出。

Q1敗退となってしまったのは、レッドブル・レーシングとの契約更新を発表したばかりのセルジオ・ペレスだった。

また、残念な予選となってしまったのはフェラーリだ。なんと、好調だったシャルル・ルクレールとカルロス・サインツはQ3に進出できなかったのだ。明らかに両ドライバーともこの結果に非常に動揺しており、理由を求めていた。要するに、フェラーリのマシンはジル・ヴィルヌーヴのトラックでうまく機能しなかった。

最終的に、ジョージ・ラッセルはメルセデスのファンとトト・ヴォルフ率いるチーム全体を喜ばせた。彼はレッドブルのマックス・フェルスタッペンからポールポジションを勝ち取った。トップ3を締めくくったのは、チームメイトのオスカー・ピアストリを破ったランド・ノリスだった。

ポールポジションを獲得したジョージ・ラッセル:2024年カナダGP

角田裕毅はQ1とQ2を通して力強く、常にダニエル・リカルドよりも少し速かったが、最後のQ3ではリカルドがこのレーストラックへの愛と経験値を見せる結果に。それでも、角田は3レース連続でQ3に進出自身のパフォーマンスとチームに満足を示した。

角田裕毅のコメント

「FP3と予選の間で、少し不具合を発見した。そこを直したから、そのおかげで予選はペースがマシになった。そこは今後もしっかりしていきたいと思うし、セットアップを変えて学べたことはあるから、それはよかったと思う」

「ロングランはそこまで出来なかったから、そこは不安要素だ。ただクルマのペース自体は良いと思うし、明日は天候がどうなるかわからない。また、予選に向かって、かなり大きくマシンのセットアップを改善したから、練習のデータが使えるかもわからない。でもインターミディエイトタイヤになっても自信はあるよ。ただ、どちらかというとドライの方がいいかな」

「天気の変化でどうなるかわからないけど、そこは自分たちがコントロールできない部分だということを把握して、レースに備えていきたい」

予選後のインタビューに答えた角田裕毅:2024年カナダGP

最後に

今日、チームとドライバーは、少し雨粒を感じる瞬間はあったものの、ドライでのコンディションに恵まれた。しかし、天気予報によると、明日のレースは雨が降る可能性が高くなっている。日曜日のカナダグランプリは非常に興味深いレースになるだろう。

いずれにせよ、Visa Cash App RBとの契約更新をした角田裕毅、素晴らしい予選パフォーマンスを見せたダニエル・リカルド、そしてポールポジションを獲得したジョージ・ラッセルに祝福を送りたい。

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