ヘレン・ミレン、『007』シリーズが「好きではない」と語る「女性の描かれ方が…」

ヘレン・ミレン 写真:Joe Maher/Getty Images for Paramount Plus
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オスカー俳優のヘレン・ミレンが、映画『007』シリーズが好きではない理由について明かした。

ミレンは英『The Standard』のインタビューで、Amazon MGMスタジオが『007』シリーズの制作権を掌握したことについて意見を求められると、「正直に言うと、私はボンドの熱心な支持者ではなかった」と認めた。

「私はピアース・ブロスナン(新作ドラマ『MobLand』で共演)の大ファンです。もう、ものすごくね。彼はゴージャスなだけじゃなく、一緒に仕事をして最高に楽しい、本当に素敵な人です。そしてダニエル・クレイグも、少しだけ面識があり、とても気さくで礼儀正しい人でした」

しかし、「ジェームズ・ボンドというシリーズ全体が、自分の趣味ではなかった」とし、「私はジェームズ・ボンドが好きになれなかった。ボンド作品における女性の描かれ方が好きではなかった。ジェームズ・ボンドという概念自体、深い性差別に根ざし、そこから生まれたものです」と思いを語った。

Amazon MGMのもとでシリーズが今後どのように展開するのかは不明だが、ミレンは女性版ボンドには反対しつつも、歴史上の女性スパイを題材にした映画には関心を示している。

「女性はずっと諜報機関の重要な存在であり、極めて大きな役割を果たしてきました。そして、とても勇敢でした。フランスのレジスタンス運動に関わった女性たちの話を聞くと、本当に信じられないほどの勇気を持っていたことが分かります。だから、私はその世界で活躍した驚くべき女性たちの実話を映画にしたいですね」

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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