ビル・マーレイ、撮影現場で起こした「マスク越しキス」問題を振り返る

Bill Murray's Confusing Super Bowl Leads to...More Confusing Email Correspondence
ビル・マーレイ 写真:Michael Loccisano/WireImage
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2022年、ビル・マーレイが出演予定だった映画『Being Mortal(原題)』は、撮影現場に寄せられた苦情をきっかけに制作が中止される事態となった。マーレイはこの出来事について語り、問題が発生した経緯を振り返った。

マーレイは、当時の出来事について『ニューヨーク・タイムズ』のインタビューで振り返り、問題となったのは「マスク越しのキス」だったと説明した。「私はマスクをしていて、彼女もマスクをしていた。だから、触れたわけじゃなくて、マスク越しにキスをしたんだ」と語り、「彼女は赤の他人ってわけじゃなかった。一緒に働いていて、何度かランチもしたことがある人だった」と付け加えた。

この行為は、マーレイにとっては軽いジョークのつもりだったという。「何がきっかけだったかは自分でも分からないけど、あのときは変なシーンのリハーサルを聞かされながら、皆で同じ部屋に閉じ込められていた」と当時の状況を説明。「これは以前にも別の人にやったことがあって、毎回笑いが起きていた」と語り、自身の行動を「面白いことだと思っていた」と擁護した。

しかし、今回のケースでは相手が不快に感じ、クルーから正式な苦情が提出される事態となった。マーレイは「本当にがっかりした。信頼していたと思っていた人のことを、自分は何も分かっていなかった」と語り、「今でも、マスクをしたまま誰かにキスするという発想自体はバカバカしくて笑えるとは思う。でも、それ以上の意味はなかった」と話している。

映画はディズニー傘下のサーチライト・ピクチャーズによって制作されていたが、マーレイは「ビッグマウス(ディズニー)の人事&人権(H&R)部門によって止められた」と批判。制作中止の背景には、事前に知らされていなかった「既存の問題」が関係していたとも述べた。「誰にも何の説明もなく、話し合いの場も、和解の機会も与えられなかった」と不満をにじませた。

その後、事態は仲裁に持ち込まれたが、マーレイは「狂気じみた仲裁だった」と振り返る。「仲裁を勧められたらやめておいた方がいい。あれは正義じゃない」と語り、制度そのものへの不信感も示した。

騒動から約3年が経った今も、マーレイは「『Being Mortal』で起きたことを考えずにいられる日はほとんどない」と語り、心の中に深く残る出来事であることを明かしている。

※この記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら

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