80年代映画『ブレックファスト・クラブ』キャスト、40年ぶりに再会

『ブレックファスト・クラブ』出演者が4月12日のC2E2イベントに登場。 
『ブレックファスト・クラブ』出演者が4月12日のC2E2イベントに登場。 James Coletta for C2E2/ReedPop
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 モリー・リングウォルド、エミリオ・エステベスら『ブレックファスト・クラブ』のキャストが「今この映画が作られない理由」を語った。

40年越しの再会に感激

映画『ブレックファスト・クラブ』(1985年公開)のキャスト5人が、シカゴのイベント「C2E2」で再集結した。モリー・リングウォルドは「全員そろうのは初めて。とても感動している」と語った。

特に今回初参加のエミリオ・エステベスは「同窓会も欠席してきたけど、これは特別だった」とコメント。リングウォルドの「私たちのこと嫌いなの?」という冗談が胸に刺さり、参加を決意したと明かした。

ジョン・ヒューズ監督への思い

5人は、故ジョン・ヒューズ監督との思い出を振り返った。ジャド・ネルソンは「若者を未熟な大人としてではなく、等身大で描いてくれた初めての脚本家」と絶賛。アンソニー・マイケル・ホールも「49年のキャリアで彼に勝る人はいない」と語った。

また、ネルソンは「映画は片方の靴のようで、もう片方をヒューズが見せてくれるはずだった」と述べ、監督の死を深く悼んだ。

今なら実現しない作品?

観客から「今この映画は作られるか」と問われたキャストたちは、懐疑的な意見を述べた。

エステベスは「現代はキャラクターよりコンセプト重視。『図書館で過ごす高校生の話』なんて、今なら即却下される」と指摘。さらに「当時の製作費はたった100万ドル。今の基準ではまず通らない」と付け加えた。

リメイクには否定的な声

近年のIPリメイクブームについて、リングウォルドは「この作品はその時代の空気でできている。多様性も欠けており、今の世界は反映されていない」と指摘。そのうえで「影響を受けた新しい作品が生まれてほしい」と語った。

なお、C2E2に来られなかった人のために、パネルディスカッションの録画はこちらから視聴可能だ。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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