オスカー受賞作『ツォツィ』主演俳優が40歳で死去

プレスリー・チュエニヤハエさん 写真:JOEL SAGET/AFP via Getty Images
プレスリー・チュエニヤハエさん 写真:JOEL SAGET/AFP via Getty Images
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アカデミー賞受賞作『ツォツィ』(2005)で一躍国際的な注目を集めた南アフリカ人俳優プレスリー・チュエニヤハエさんが、40歳で死去した。

チュエニヤハエさんの所属エージェンシーは現地時間27日、声明で「南アフリカで最も才能があり、愛されていた俳優の1人の早すぎる死をお伝えしなければならないことに深い悲しみを感じています」と発表。死因などの詳細については、明らかにされていない。

さらに、南アフリカ政府も公式Xで「スクリーンや私たちの心に光を灯した才能あるストーリーテラーを喪ったことに、国中が悲しみに包まれています。あなたが語った力強い物語を通して、そのレガシーは生き続けます」とチュエニヤハエさんの死を悼んだ。

『ツォツィ』(2005)写真:Everett Collection
『ツォツィ』(2005)写真:Everett Collection

アカデミー賞外国語映画賞(現:国際長編映画賞)に輝いたギャヴィン・フッド監督の『ツォツィ』は、ヨハネスブルクの黒人居住区を舞台に、チュエニヤハエさん演じる不良少年デヴィッド/ツォツィが盗んだ車から赤ん坊を発見したこときっかけに人生を変えていくという物語。批評家からはチュエニヤハエさんの演技が絶賛され、オスカーを獲得した初めての南アフリカ映画となった。

映画だけにとどまらず、チュエニヤハエさんは国内のテレビ界でも大きな成功を収めた。プレトリアを舞台にした同国のシリーズ『The River』(2018~24)では主演を務め、スピンオフが製作されるなどファンの人気を集めた。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌

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