ジェイソン・ステイサムの出演映画12選!初期の名作『スナッチ』から、“無敵の養蜂家”を演じた新作アクション『ビーキーパー』まで、必見作を厳選

現代のアクション映画界において、20年以上にわたり第一線で活躍し続けているジェイソン・ステイサム。
ステイサムは、かつて飛込競技の選手として活動し、1988年のソウルオリンピックの代表選考会にも出場していた。そして、90年代半ばにファッションブランドのモデルの仕事を経験したのち、1998年に俳優としてスクリーンデビューを飾った。
鍛え抜かれた肉体とクールな演技で、数々の話題作に出演してきたステイサム。本記事では、2000年代の初期作『スナッチ』から、昨年公開の新作『ビーキーパー』まで、ジェイソン・ステイサムの出演映画12本を厳選して紹介する。
以下、「ジェイソン・ステイサムの出演映画12選」
1.『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998)
ジェイソン・ステイサムは、ガイ・リッチー監督の長編1作目『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』で映画俳優デビュー。リッチー監督作のなかで最も高い評価を獲得している作品の1つで、世界興収375万ドル(約5億円)の大ヒットを記録した。
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』は、チンピラの男たち4人が借金返済のためにギャングから大金を奪ったことをきっかけに、取り返しのつかない事態に巻き込まれていく姿を描いたクライムコメディー。当時31歳のステイサムは、主人公エディ(演:ニック・モラン)の仲間のひとりであるベーコンを演じた。
2.『スナッチ』(2000)
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』で鮮烈なデビューを飾ったガイ・リッチー監督の長編2作目『スナッチ』。ブラッド・ピット、ベニチオ・デル・トロ、スティーヴン・グレアムら実力派が共演した本作で、ジェイソン・ステイサムは主要キャストに起用され、リッチー監督と2度目のタッグを組んだ。
『スナッチ』は盗まれたダイヤモンド探しと、冷酷なギャングに支配されているボクシングのプロモーターの男ターキッシュ(演:ジェイソン・ステイサム)のストーリーが絡み合う、コメディータッチの群像劇。「ロック、ストック~」に続き、批評家からも高い評価を獲得し、世界興収8,350万ドル(約120億円)超えのヒットを飛ばした。
3.『ビーキーパー』(2024)
デヴィッド・エアー監督(『スーサイド・スクワッド』)による新作アクションスリラー『ビーキーパー』で、ジェイソン・ステイサムは無敵の養蜂家アダム・クレイを熱演。世界興収1億5,300万ドル(約220億円)というメガヒットを記録した本作は、すでに続編の制作も決定している。
養蜂家アダムは、かつて秘密組織「ビーキーパーズ」に所属していた元諜報員。フィッシング詐欺被害にあった恩人が自ら命を絶ったことをきっかけに、アダムは復讐の旅へと乗り出し、単身で敵たちと死闘を繰り広げていく。
4.『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)
ジェイソン・ステイサムは、大人気カーアクション映画『ワイルド・スピード』の6作目『ワイルド・スピード EURO MISSION』(’13)より、デッカード・ショウ役でシリーズに参戦。2019年にスピンオフ映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』では、ショウと同じく人気キャラクターであるルーク・ホブス役のドウェイン・ジョンソンとともに、W主演を務めた。
監督は、アクション作品で定評のあるデヴィッド・リーチ(『ジョン・ウィック』シリーズ)。ショウ(演:ジェイソン・ステイサム)とホブス(演:ドウェイン・ジョンソン)が、殺人ウイルスによる人類のせん滅を企てる男ブリクストン(演:イドリス・エルバ)を食い止め、ショウの妹ハッティ(演:ヴァネッサ・カービー)を救うために想定外のタッグを組む姿を描いている。
5.『キャッシュトラック』(2021)
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』、『スナッチ』、そして2005年の『リボルバー』に次ぐ、ガイ・リッチー監督×ジェイソン・ステイサムの4度目のコラボ作『キャッシュトラック』。2021年の全米公開時には、興収ランキング1位に輝いた。
ステイサム演じるパトリック・ヒル/“H”は、大量の現金をトラックで輸送する警備会社に就職する。やがて、トラック強盗に襲撃された際、“H”は圧倒的なスキルを駆使して現金を守る。謎に満ちたその正体は、息子を殺した犯人たちを追う、復讐に燃えた男だった―――。
6.『SPY/スパイ』(2015)
2015年のポール・フェイグ監督作『SPY/スパイ』では、空回りしがちなベテランCIAエージェントに扮し、抜群のコメディセンスを披露したジェイソン・ステイサム。タフで冷静沈着な役を演じることが多いが、本作はステイサムが茶目っ気たっぷりにコメディーに挑む姿を堪能できる貴重な1作だ。
『SPY/スパイ』は、デスクワーク専門のCIA分析官スーザン(演:メリッサ・マッカーシー)がスパイへと変貌を遂げる姿を描いたアクションコメディー。共演にはステイサムをはじめ、ジュード・ロウ、ローズ・バーン、ボビー・カナヴェイル、そしてアリソン・ジャネイら豪華俳優陣が名を連ねている。
7.『ミニミニ大作戦』(2003)
1969年の同名映画をF・ゲイリー・グレイ監督(『ワイルド・スピード ICE BREAK』)がリメイクしたアクション『ミニミニ大作戦』。ジェイソン・ステイサムをはじめ、マーク・ウォールバーグ、シャーリーズ・セロン、エドワード・ノートン、そしてドナルド・サザーランドが顔をそろえた本作は、世界興収1億7,600万ドル(約254億円)の大ヒットを記録した。
窃盗団一味のボスであるジョン(演:ドナルド・サザーランド)が仲間のスティーヴ(演:エドワード・ノートン)裏切られ、金塊を横取りされたうえに殺害されてしまう。リーダーのチャーリー(演:マーク・ウォールバーグ)、ジョンの娘ステラ(演:シャーリーズ・セロン)、ドライバーのハンサム・ロブ(演:ジェイソン・ステイサム)らチームの面々は、奪われた金塊を取り戻し、復讐を果たすために強盗を計画する。
8.『バンク・ジョブ』(2008)
ロジャー・ドナルドソン監督作『バンク・ジョブ』は、1971年にロンドンのロイズ銀行ベーカー街支店で発生した強盗事件に着想を得たスリラー。
元軽犯罪者のテリー(演:ジェイソン・ステイサム)は中古車販売業者に転身し、ロンドンで妻と子どもたちとともに暮らしている。ある日、貧しい生活を送るテリーのもとに、裏社会とつながりを持つ元恋人マルティーヌ(演:サフロン・バロウズ)が現れ、壮大な強盗計画を持ちかける。
9.『トランスポーター』(2002)
2002年より始動した、リュック・ベッソン製作のカーアクションシリーズ『トランスポーター』。シリーズ3作品で天才的な運び屋に扮したジェイソン・ステイサムは、一躍その名を世界に知らしめた。『トランスポーター』は2012年から2014年にかけてドラマ版(クリス・ヴァンス主演)が放送され、2015年にはリブート映画(エド・スクライン主演)も公開された。
ルイ・レテリエ&コリー・ユン監督によるシリーズ1作目『トランスポーター』は、プロの運び屋フランク・マーティン(演:ジェイソン・ステイサム)が犯罪組織の親玉の娘ライ・クワイ(演:スー・チー)を輸送する仕事を依頼され、危機的な状況に追い込まれていくさまを描いている。
10.『アドレナリン』(2006)
マーク・ネヴェルダイン&ブライアン・テイラー監督の『アドレナリン』は、謎の人物に毒を打たれ、アドレナリンを放出し続けなければ死に至る、という窮地に陥った殺し屋シェブ・チェリオス(演:ジェイソン・ステイサム)が主人公のノンストップ・アクション。
2009年にはステイサムが続投した『アドレナリン2 ハイ・ボルテージ』が製作され、シリーズの累計世界興収は7,750万ドル(約111億円)を超えている。
11.『エクスペンダブルズ2』(2012)
シルヴェスター・スタローン(1作目は監督も兼任)、ドルフ・ラングレン、ジェット・リーらアクション界の大スターたちの夢の競演が話題となった『エクスペンダブルズ』シリーズ。ジェイソン・ステイサムは、最強の傭兵軍団“エクスペンダブルズ”のリーダーであるバーニー・ロス(演:シルヴェスター・スタローン)の相棒、リー・クリスマス役でシリーズ計4作品に出演している。
『トゥームレイダー』(’01)のサイモン・ウェストがメガホンをとった『エクスペンダブルズ2』にアクション界のレジェンドであるジャン=クロード・ヴァン・ダムが敵役で参戦。本作はシリーズのなかで批評家から最も高い評価を獲得しており、世界興収は3億ドル(約432億円)を超え、大成功を収めた。
12.『メカニック』(2011)
『エクスペンダブルズ2』のサイモン・ウェスト監督が手がけた『メカニック』は、1972年のチャールズ・ブロンソン主演の同名映画のリメイク作品。ジェイソン・ステイサムが殺し屋のエリート、アーサー・ビショップに扮し、2016年にはジェシカ・アルバ、トミー・リー・ジョーンズが共演した続編『メカニック:ワールドミッション』が公開された。
厳格なルールのもと、確実にターゲットを仕留める殺し屋アーサー・ビショップ(演:ジェイソン・ステイサム)。ある日、師匠のハリー(演:ドナルド・サザーランド)が殺害され、ビショップはハリーの息子スティーヴ(演:ベン・フォスター)とともに復讐を誓う。殺し屋の技術の習得をめざすスティーヴは、ビショップと関係を築いていく。
記事/和田 萌
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