製作難航中の新生『ブレイド』、主演マハーシャラ・アリが現状に困惑「マーベルがどこに向かっているのか分からない」

俳優のマハーシャラ・アリが現地時間23日、ニューヨークで開催された最新作『ジュラシック・ワールド/復活の大地』のプレミアに出席し、主演予定のマーベル映画『ブレイド』の現状について言及した。
マーベルによる新生『ブレイド』は、数年間にわたり製作が難航しており、これまでに2人の監督が降板。マハーシャラ・アリは2019年から主演として関わっているが、全米俳優組合および脚本家組合によるストライキ、さらにはディズニーのスタジオ戦略の変更も影響を及ぼし、昨年には2025年の劇場公開スケジュールから外された。
Mahershala Ali shares the status of #Blade at the #JurassicWorldRebirth premiere: "I'm just taking it a day at a time" pic.twitter.com/iu2iITY4ds
— The Hollywood Reporter (@THR) June 23, 2025
新作『ジュラシック・ワールド/復活の大地』のNYプレミアに登場したマハーシャラ・アリは、『ブレイド』について「一日一日を大切にしています。自分にできる最善の仕事をしています」と述べ、「『ブレイド』はぜひ実現させたい作品です。でも、いまのマーベルがどこに向かっているのか正直分かりません。私は、次に取り組む素晴らしい役を探しているところです。それが本音ですね」と率直に語った。
Mahershala Ali, Scarlett Johansson, Jonathan Bailey and Rupert Friend pose on the red carpet at the premiere of #JurassicWorldRebirth pic.twitter.com/aZFFYk7tAQ
— The Hollywood Reporter (@THR) June 23, 2025
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』では、スカーレット・ヨハンソンやジョナサン・ベイリーと共演しているが、アリは本作のような大規模な映画の魅力について「完成した作品を観ること」だと伝えた。
「本作のような映画は、撮影が本当に大変なんです。撮影方法の特性上、1つのシーンを3つの国で4か月かけて撮ることもあります。なので、俳優としては正直、かなり苦労も多いです」と説明したうえで、「だからこそ、すべてがうまくまとまると信じて取り組むしかありません。そして、この仕事の一番いいところはギャレス・エドワーズ監督が編集し、完成した作品を観ることです。彼は、本当にすばらしい仕事をしてくれました」と締めくくった。
映画『ジュラシック・ワールド/復活の大地』は、8月8日公開。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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