阿部寛、主演の『キャンドルスティック』に自信「これまで見たことのない合作映画」

左からYOUNG DAIS、サヘル・ローズ、阿部寛、菜々緒、津田健次郎、米倉強太監督 ©︎The Hollywood Reporter Japan
左からYOUNG DAIS、サヘル・ローズ、阿部寛、菜々緒、津田健次郎、米倉強太監督 ©︎The Hollywood Reporter Japan
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俳優の阿部寛が主演する日本・台湾合作映画『キャンドルスティック』の初日舞台挨拶が4日、東京・新宿バルト9で行われた。阿部は共演の菜々緒津田健次郎、サヘル・ローズ、YOUNG DAIS、米倉強太監督と上映後に登壇した。

FX(外国為替証拠金取引)で大金を手に入れるために、AIをだますミッションに挑む天才ハッカーの頭脳戦を描く。撮影は昨年5月から約5カ月、日本と台湾に加えイランではオンラインを駆使して行われた国際プロジェクトだ。

日台合作映画『キャンドルスティック』主演の阿部寛 ©︎The Hollywood Reporter Japan
日台合作映画『キャンドルスティック』主演の阿部寛 ©︎The Hollywood Reporter Japan

阿部は撮影に関して、「暑かったし、英語のセリフが多くてパニクッていたのであまり覚えていない」と苦笑い。阿部を支えるFXトレーダー役の菜々緒は、「阿部さんはどっしり構えていた印象があるが、英語のセリフが大変そうだったので、絶対に邪魔しないように黙っておこうと思っていた」と振り返った。

米倉監督はかつてファッション誌「MEN’S NON-NO」のモデルとして活躍しており、先輩に当たる阿部は「新進気鋭の監督で、何か新しいものをくれるのではないかと思い、台本を読む前に返事をした」という。結果、「苦しんで悩みもあったと思うが、映画に対して誠実だった。カメラマンも役者出身で、先読みした斬新な画(え)が撮れた。これまで見たことのない合作映画ができて新鮮な気持ち。こういう作品がどんどん増えていくきっかけになる作品になった」と胸を張った。

米倉監督は恐縮しつつも、「スピード感を大事にした。いろいろなものを投影し、観客が想像できる余地をちりばめて作った。楽しんでほしい」と解説。特にイランとのオンライン撮影が印象に残っており、「絵コンテはあったが、いい場所を教えてもらうことが多く、しかもペルシャ語が全く分からないのでお任せしたら、結果、情景を切り取ることができた」と満足げに語った。

菜々緒 ©︎The Hollywood Reporter Japan
菜々緒 ©︎The Hollywood Reporter Japan

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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