デミ・ムーア、元夫ブルース・ウィリスの認知症について語る 批判を浴びた妻を擁護

俳優のデミ・ムーアが、元夫であるブルース・ウィリスの認知症の進行について語り、ウィリスの現在の妻エマ・ヘミング・ウィリスを絶賛した。ヘミング・ウィリスは、夫を24時間体制で見守る介護チームが常駐する別の家で生活させていると明かし、一部の人々から批判を浴びていた。
「エマはまだ若いのに、本当によくやっていると思います」と、デミ・ムーアは現地時間3日に公開されたオプラ・ウィンフリーのポッドキャスト番組で発言した。「この先どうなるかなんて誰も予想できなかったでしょう。彼女は、本当に見事にやり遂げています。常に正しい道を歩もうと献身的に努めてきました。彼女はこの困難を乗り越えるにあたり、恐怖と強さ、そして勇気を持ち合わせていました」
▼ブルース・ウィリスの病状と現在の生活
『ダイ・ハード』や『パルプ・フィクション』で知られるブルース・ウィリスは、2023年に前頭側頭型認知症(FTD)と診断され、言葉を話す能力を失った。その1年前には失語症と診断され、俳優業を引退している。
妻ヘミング・ウィリスは先週、ABCニュースのダイアン・ソイヤーによる特別番組に出演。夫が家族とは別の家に住んでいることを明かし、「彼は自分のニーズではなく、娘たちのニーズに合った家で彼女たちが暮らすことを望むでしょう」と伝えた。ウィリスは介護チームの助けを借りながら自分の家で生活する一方で、毎日妻と娘たちと食事をともにしているという。
ムーアとウィリスは13年間の結婚生活を送り、3人の娘をもうけた。2000年の離婚から約10年後、ウィリスは2009年にエマ・ヘミング・ウィリスと再婚し、ふたりの間には2人の娘がいる。
▼病気の進行を見守る心境「大切なのは…」
ムーアはポッドキャスト番組内で、ウィリスの診断後、ヘミング・ウィリスにかかったプレッシャーについても次のように言及した。「彼女は介護者の重要性を理解しており、まず自分自身を大切にしなければならないと考えています。もし自分自身のケアに時間をかけなければ、ほかの誰かのために力を尽くすことはできません」
離婚後も、ウィリスとムーアは良好な関係を築き、友人であり続けている。ムーアは、ウィリスの病気の進行を見守ることがつらいことだと認めた。
「あれほど元気で力強く、はっきりとした人が、自身の別の側面へと変化していくのを見るのはつらいことです。でも、私自身の視点からすると、大切なのは彼らのあるがままを受け入れることです。以前の彼ら、あるいはあなたが望む彼らである必要はない、と考えることが重要です。そうすることで、信じられないほどの優しさや、愛に満ちた何かが見つかる。介護が必要になったからこそ、より無邪気で天真爛漫な一面が現れているのかもしれません」
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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