ジョニー・デップの出演映画おすすめ13選 ――『シザーハンズ』ほかキャリア初期の名作から、あの人気作まで厳選
スクリーン史に燦然と輝く名優、ジョニー・デップ。その唯一無二の存在感は、『シザーハンズ』から『パイレーツ・オブ・カリビアン』まで、時代を超えて観客の心をつかんできた。俳優として、そして音楽や絵画においても、彼は常に「表現すること」に人生を捧げてきたアーティストだ。
そんなデップの創造の源泉に迫る没入型アート展「A Bunch of Stuff – Tokyo」が、11月14日からニュウマン高輪 South 2F “+Base 0”で開幕する。さらに12月には、東京コミコン2025で約8年半ぶりの来日を果たし、ファンとの交流やトークイベントが予定されている。
ペネロペ・クルスと4度目の共演となる映画『Day Drinker(原題)』や、名作『クリスマス・キャロル』を新たな視点で描く『Ebenezer: A Christmas Carol(原題)』(2026年11月13日全米公開予定)など、新作出演の話題が相次ぐジョニー・デップ。そんな彼の約40年にわたるキャリアを振り返りながら、選りすぐりの出演作13本でその軌跡をたどっていく。
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1.『シザーハンズ』(1990)

ジョニー・デップの映画界での大ブレイクとなったのが、ティム・バートン監督との初タッグ作『シザーハンズ』。人造人間エドワードが郊外の家族と暮らし始めるが、その優しさとは裏腹にハサミの手を持つ姿が人々の恐怖を呼び、やがて彼は追われる身となる――。
切なくも美しいラブストーリーとして世界中でヒットし、デップとウィノナ・ライダーの名を一躍スターの座へ押し上げた。アカデミー賞メイクアップ部門(現:メイクアップ&ヘアスタイリング賞)にもノミネートされた傑作ファンタジーだ。
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2.『クライ・ベイビー』(1990)

ジョニー・デップ自身が、『クライ・ベイビー』について「自分にとって最初の確かな一歩だった」と語るように、本作は彼のキャリア転機となった。絶大な人気を誇ったテレビドラマ『21ジャンプストリート』のイメージを逆手に取り、50年代風の不良少年を演じたデップは、自らが置かれた“アイドル枠”を皮肉たっぷりに笑い飛ばしたのだ。
ジョン・ウォーターズ(『ヘアスプレー』)が監督を務めた本作は興行面では振るわなかったものの、後にカルト的人気を獲得し、ブロードウェイミュージカル版も製作された。
3.『妹の恋人』(1993)
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『妹の恋人』は、静かな温もりと優しいユーモアに満ちたロマンティックコメディ。風変わりな青年サム(演:ジョニー・デップ)と、心を閉ざした女性ジューン(演:メアリー・スチュアート・マスターソン)が惹かれ合うさまを描いている。
デップは「見た目で判断され、奇人と呼ばれる人こそ僕のヒーロー」と語り、サムという繊細でユニークなキャラクターを通して“自分の心に従う勇気”を体現した。
4.『エド・ウッド』(1994)

ティム・バートン監督作『エド・ウッド』で、ジョニー・デップは“史上最低の映画監督”とも称される伝説的カルト映画監督エド・ウッドを熱演。奇抜で愛すべき夢追い人を体現した演技が高く評価された。
「企画を聞いて10分で出演を決めた」と語るほど役にほれ込み、劇中で女装を披露したデップは「バレットブラやガーターを身につけて初めて、女性やトランスヴェスタイト(異性の服装を着用する人々)への深い敬意を抱いた」と振り返っている。
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5.『デッドマン』(1995)

名匠ジム・ジャームッシュによる異色の西部劇『デッドマン』。ジョニー・デップ演じる会計士ウィリアム・ブレイクが正当防衛で人を殺してしまい、賞金首として追われる姿を描く。
モノクロ映像とニール・ヤングのギターが織りなす音楽が唯一無二の世界観を作り出し、デップのキャリアの中でも異彩を放つ1本となっている。
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6.『フェイク』(1997)

ジョニー・デップが実在のFBI潜入捜査官ジョー・ピストーネに扮した『フェイク』。ニューヨーク・マフィアに潜入し、“ドニー・ブラスコ”として生きる男の葛藤を描く。
アル・パチーノ演じるマフィアとの師弟のような絆と裏切りが、静かな緊張感を生む。脚本家ポール・アタナシオは本作を「デップが少年から男へと変わる転機」と評し、ジョニー・デップのキャリアに新たな深みを刻んだ。
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7.『ラスベガスをやっつけろ』(1998)

テリー・ギリアム監督作『ラスベガスをやっつけろ』は、“ゴンゾー・ジャーナリズム”の元祖ハンター・S・トンプソンの同名小説を原作にしたカルト的作品。ジョニー・デップ演じるラウル・デュークとベニチオ・デル・トロ演じるドクター・ゴンゾーが、取材のためラスベガスへ向かうドラッグ漬けのトリップ旅を描く。
興行面では振るわなかったものの、その奇抜で狂騒的な映像世界は長年ファンを魅了し続けている。
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8.『ショコラ』(2000)

ジョアン・ハリスによる1999年の同名小説に基づく『ショコラ』は、『ギルバート・グレイプ』のラッセ・ハルストレム監督とジョニー・デップの再タッグによる恋愛ドラマ。1959年の静かなフランスの町に現れたヴィアンヌ(演:ジュリエット・ビノシュ)が開いた不思議なチョコレート店が、人々の心を甘く解きほぐしていく。
デップは本作で、ヴィアンヌと惹かれ合う放浪者の青年ルー役を好演し、ギターの腕前も披露。禁欲と誘惑が交錯する、大人のファンタジーとして世界を魅了した。
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9.『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003)

ディズニーランドのアトラクションに基づく『パイレーツ・オブ・カリビアン』は、ウォルト・ディズニーとジェリー・ブラッカイマーが贈る大ヒット冒険シリーズ。ジョニー・デップがザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズをモデルに演じたジャック・スパロウ船長は、軽快な口調と向こう見ずなキャラクターで観客を虜にした。
1作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』は世界中で大ヒットを記録。デップは本作でアカデミー賞主演男優賞に初ノミネートされ、自身の代名詞となる伝説的キャラクターが誕生した。
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10.『チャーリーとチョコレート工場』(2005)

ティム・バートン監督とジョニー・デップが再タッグを組んだ『チャーリーとチョコレート工場』(2005)は、ロアルド・ダールの名作児童文学『チョコレート工場の秘密』を新たな解釈で蘇らせた人気作。
デップは奇妙で魅惑的なウィリー・ウォンカを怪演し、「ハイになったジョージ・ブッシュを想像した」と語る独特の発想でキャラクターを再構築。1971年の映画『夢のチョコレート工場』でジーン・ワイルダーが演じたウォンカ像を見事にアップデートし、世界中で大ヒットを記録したポップでダークな1本だ。
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11.『アリス・イン・ワンダーランド』(2010)

ティム・バートン監督がルイス・キャロルの名作を大胆に再構築した『アリス・イン・ワンダーランド』は、ディズニーの大ヒットファンタジー超大作。
ジョニー・デップは奇抜で愛すべきマッドハッターを繊細に演じ、ミア・ワシコウスカ、ヘレナ・ボナム=カーター、アン・ハサウェイら豪華共演陣とともに、奇想天外な3Dの夢の世界を彩った。続編『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』にも続投し、変わらぬ魅力で再び世界中の観客を魅了した。
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12.『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018)

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は、J・K・ローリングが手がける『ハリー・ポッター』前日譚シリーズ第2章。エディ・レッドメイン演じる魔法生物学者ニュートと、ジョニー・デップ扮する闇の魔法使いグリンデルバルドの激突が描かれる。
デップは冷徹でカリスマ的な悪役を圧倒的存在感で体現し、物語をよりダークで重厚な方向へ導いた。シリーズ屈指のビジュアルと緊張感が光る作品となっている。
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13.『MINAMATA-ミナマター』(2020)

『MINAMATA―ミナマタ―』は、ジョニー・デップが製作・主演を務めた渾身の社会派ドラマ。1970年代の日本・水俣を舞台に、実在の写真家ユージン・スミスが水銀汚染による公害被害を世界に訴える姿を描く。
アルコール依存と闘いながらも正義と使命に突き動かされる孤高の芸術家を、デップが魂を込めて熱演。アンドリュー・レヴィタス監督は「これはジョニーの情熱が生んだ映画」と語っており、デップの近年のキャリアにおける集大成的な1本となった。
記事/和田 萌

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