ジョニー・デップ監督作『モディリアーニ！』日本版予告＆ポスター＆場面写真解禁！―― 天才画家の激動の3日間を描く、魂のアートドラマが誕生

ジョニー・デップが約30年ぶりに監督として復帰し、イタリア人画家アメデオ・モディリアーニの人生を変えた運命の3日間を描く映画『モディリアーニ！』が、2025年1月16日（金）よりTOHOシネマズシャンテほか全国で公開される。このたび、日本版ポスター、予告編、そして新たな場面写真が解禁となった。

▼戦火のパリで繰り広げられる、破滅と再生の物語

『モディリアーニ！』日本版ポスター ©︎Modi Productions Limited 2024

舞台は1916年、第一次世界大戦の戦火に包まれたパリ。才能溢れる芸術家でありながら、批評家からは認められず、作品も売れない日々を送るモディリアーニ。酒と混乱に彩られた生活の中で、彼は芸術家としてのキャリアを捨て、パリを去ることを決意する。しかし、そんな彼を引き止めたのは、かけがえのない仲間たちとミューズの存在だった。

人生の転機となる狂気と情熱の3日間が始まる。その先に待つのは、破滅か、それとも再生か。画家や彫刻家としてフランス・パリで活動したモディリアーニは、不摂生な生活による貧困、肺結核、薬物依存などにより、わずか35歳という若さでこの世を去った。本作は、そんな彼の芸術と破滅、愛と再生が交錯する魂のドラマを、鮮烈な映像でスクリーンに甦らせる。

▼アル・パチーノとの30年越しの友情が実現させた監督作

ジョニー・デップ、『モディリアーニ！』撮影現場にて ©︎Modi Productions Limited 2024

本作は、ジョニー・デップが1997年の『ブレイブ』以来、約30年ぶりにメガホンを取った監督作品である。この企画は、長年の友人であるアル・パチーノの声かけから実現したもので、パチーノ自身もアメリカ人コレクター、モーリス・ガンニャ役で出演している。先日、ジョニー・デップは8年半ぶりに来日を果たし、ジャパン・プレミア上映が行われたことも大きな話題となった。

▼解禁された日本版予告編が描く、破天荒な天才の姿

『モディリアーニ！』日本版予告

このたび解禁された日本版予告編は、アル・パチーノ演じるモーリス・ガンニャの不穏な一言から始まる。「彼は画家にすらなれないかも」という台詞が、モディリアーニの置かれた厳しい状況を端的に物語る。

予告編では、1916年の激動のパリを駆け抜けるモディリアーニの姿が次々と映し出される。パリの街路を疾走し、美しいステンドグラスを突き破り、レストランではウェイターと衝突する。破天荒そのものの生活の中で、モデルに瓶を投げつけられても笑っている彼の姿からは、無軌道な魅力とハングリー精神溢れるエネルギーが感じられ、観る者を圧倒せずにはいられない。

▼場面写真が切り取る、運命の3日間

あわせて解禁となった場面写真では、道端で自らの絵を売るモディリアーニの姿が捉えられている。また、彼の恋人や友人たち、そしてアル・パチーノ演じるモーリス・ガンニャの姿も切り取られており、モディリアーニの運命を揺らす予感を漂わせる構図となっている。

ジョニー・デップが30年の時を経て再び監督として紡ぎ出す、芸術家の魂の物語。映画『モディリアーニ！』は、2026年1月16日（金）よりTOHOシネマズシャンテほか全国で公開。

＜映画『モディリアーニ！』作品情報＞

監督：ジョニー・デップ
脚本：ジャージー・クロモウロウスキ、マリー・オルソン・クロモロウスキ
原作：戯曲「モディリアーニ（デニス・マッキンタイア）」
出演：リッカルド・スカマルチョ、アントニア・デスプラ、ブリュノ・グエリ、ライアン・マクパーランド、スティーヴン・グレアム、ルイーザ・ラニエリ、アル・パチーノ
2024年／イギリス・ハンガリー／英語・フランス語・イタリア語／108 分／ヨーロピアンビスタ／カラー／5.1ch／原題：Modi:Three Days on the Wing of Madness／日本語字幕：岩辺いずみ
配給：ロングライド、ノッカ

記事／和田萌