ジョシュ・オコナー、実写版『レミーのおいしいレストラン』出演説を全否定も乗り気?――「主人公は僕にやらせたら…」
Netflixドラマ『ザ・クラウン』でチャールズ皇太子を演じ、世界的ブレイクを果たした俳優ジョシュ・オコナーが、米人気テレビ番組『サタデー・ナイト・ライブ』(SNL)にホストとして登場。番組冒頭のモノローグで、ネット上で広まっていた“実写版『レミーのおいしいレストラン』出演説”について言及し、会場を大きな笑いに包んだ。
▼「発言には気をつけないと…」
ジョシュ・オコナーはモノローグの中で、『ザ・クラウン』や『チャレンジャーズ』、最新作『ナイブズ・アウト: ウェイク・アップ・デッドマン』といった自身の出演作を紹介しつつ、自分には「静かに暮らしたいだけの“やわな男子”という評判がある」と分析。そして、「発言には本当に気をつけないといけない。マスコミはすべてを完全に大げさにしてしまうから」と、セレブならではの苦労も語った。
Josh O’Connor’s monologue! pic.twitter.com/vuHtRzLYBz
— Saturday Night Live – SNL (@nbcsnl) December 14, 2025
発端となったのは、オコナーが過去に「好きな映画の1本」としてディズニー/ピクサーの名作アニメ『レミーのおいしいレストラン』を挙げたこと。それだけで、ファンの間では「実写版が制作されるなら、主人公のリングイニ役はジョシュ・オコナーでは?」という声が広がっていったという。
▼ディズニー/ピクサー社長の“公開否定”に自虐ジョーク

オコナー本人はその噂をまったく知らないまま過ごしていたが、ある日、ディズニー/ピクサーの社長が公の場で「ジョシュ・オコナーがどれだけ望もうとも、実写版『レミー』は作らない」と発言。これについてオコナーは、「自分がほしくもなかった仕事を、公の場で拒否される気持ちってわかる?」と、自虐たっぷりのジョークで観客を沸かせた。
オコナーは「そもそも、実写版レミーなんて不要だよね。そんな時間ないし」と明言しながらも、その後はどこか未練を感じさせる展開に。「僕はもう新しい『ナイブズ・アウト』に出てるしね。『ナイブズ・アウト』なんて、実写版『レミー』にぴったりなタイトルにも聞こえるけど、それはさておき」と笑いを誘いながら、「今日はこの場に立てて、本当に光栄だよ。番組のキャストもスタッフも最高で――あ、念のため言っとくと、リングイニ役は僕にやらせたら最高だと思うけどね」と付け加えた。
さらにオコナーは、「とにかく、クリスマスの時期にSNLにいられるのは魔法みたいで、喜びに満ちてる。でもさ、完璧なキャストが揃わない限り、『レミー』なんて作る意味がないよ」と続け、「だって、料理評論家のアントン・イーゴを誰が演じる?たとえば、ジェフ・ゴールドブラムとか」と、自ら“共演者”を提案してみせた。
ジョシュ・オコナーは、『ザ・クラウン』での演技により第73回エミー賞主演男優賞を受賞。その後もルカ・グァダニーノ監督作『チャレンジャーズ』やケリー・ライカート監督作『マスターマインド』、そして『ナイブズ・アウト』シリーズ最新作『ナイブズ・アウト: ウェイク・アップ・デッドマン』など、話題作への出演が続いている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

【関連記事】
- ピクサーCCO、アニメの実写化は“煩わしい”と発言 ―「オリジナルの映画を作りたい」
- 批評家選出!2025年「最高の演技」25選 ―― ティモシー・シャラメ、エマ・ストーンほか…2025年映画界の主役は誰?
- 【映画の“食”にまつわる名場面14選】『わんわん物語』ほかアニメの名作から、あのカルト的傑作も!
- ピクサー映画おすすめ20選!2026年公開『トイ・ストーリー5』の最新情報も
- ピクサー映画『Mr.インクレディブル3』、監督が決定
- ウッディやバズと一緒に30周年を祝おう!ファン必見『トイ・ストーリー』最新グッズ特集
