天海祐希『劇場版 緊急取調室』公開に感慨、シリーズ12年の集大成「全国に届くことを願っています」
俳優の天海祐希が主演する『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』のカウントダウンイベントが22日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた。
2014年1月よりテレビ朝日の連続ドラマとしてスタートした本シリーズ。3本の連ドラと2本のスペシャルドラマを経て、2023年6月に公開予定だった映画は一度、公開が延期になったものの、総理役を石丸幹二に変更しプロジェクトが再始動。そして今年10月より放送された連続ドラマのシーズン5に続き、12月26日に公開される。
本作では、台風が連続して日本列島に上陸する中、総理が襲われる事件が発生する。これをきっかけに25年前の海難事故に総理が関わっているとの疑惑が生じ、官邸側と捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の攻防が描かれる。
本作はシリーズの集大成となる。天海は、「決して平たんな道のりではありませんでした。それでも待っていてくださったファンの皆さん、力を貸してくれたスタッフのおかげで、待望のファイナルがいよいよ公開です」と感慨深くコメント。「12年の感謝を込め、皆の思いを乗せて全国に届くことを願っています」とアピールした。

石丸も、「滑り込みのように(本作に)入ってきましたが、面白い作品になっています」と太鼓判をおす。天海とは初共演で、初日にクライマックスとなる取り調べのシーンを撮影した。石丸は「天海さんは可憐で美しいですが、ギロッとした目力に、『凄い、うれしい』と思いました。撮影が終わった翌日に発熱して寝込みました」と満足げに振り返った。

総理を襲撃する犯人役で出演し、天海との共演も多い佐々木蔵之介は「(取り調べで)ここまで脱がすかというくらい、丸裸にされました」と苦笑。レギュラー陣から天海が「怖い」と言われていることについては、「怖いですよ、やっぱり。でも、ぐうたらで雑なおっさんたちを引っ張るには、多少どやさないとダメでしょう」と冗談交じりにフォローした。

天海も佐々木に対し、「親せきみたいに気心が知れているので、遠慮することなくやりたいことをやれて、それを受けてくれた」と感謝。石丸についても、「出てくださってありがたいです。貴公子のような品格で、取り調べなければいけないので『すみません』と思いながらも、互いの正義を懸けたところも見どころの一つです」と笑顔で語った。
取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
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