【第98回アカデミー賞(2026)】全部門を大予想 ――『罪人たち』が歴代最多ノミネート記録、気になる受賞の行方は
2026年1月22日、第98回アカデミー賞のノミネートが発表された。授賞式を3月16日(日本時間)に控え、世界の映画ファンの視線は「どの作品がオスカーを手にするのか」という一点に注がれている。
▼2026年アカデミー賞の注目ポイント|歴史を塗り替える『罪人たち』
今回のノミネートで最大の衝撃を与えたのは、ライアン・クーグラー監督の『罪人たち』だ。史上最多となる16部門でノミネートを果たし、かつて『タイタニック』や『ラ・ラ・ランド』が打ち立てた14部門という記録を塗り替えた。
一方で、前哨戦の賞レースを席巻しているポール・トーマス・アンダーソン監督の『ワン・バトル・アフター・アナザー』も依然として強力だ。同じワーナー・ブラザース配給の2大巨頭が激突する、極めて稀な構図となっている。
▼【主要部門】2026年アカデミー賞 予想
1. 作品賞

- 『罪人たち』
- 『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- 『ハムネット』
- 『センチメンタル・バリュー』
- 『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
- 『トレイン・ドリームズ』
- 『フランケンシュタイン』
- 『F1®/エフワン』
- 『シークレット・エージェント』
- 『ブゴニア』
2. 監督賞

- ポール・トーマス・アンダーソン『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- ライアン・クーグラー『罪人たち』
- クロエ・ジャオ『ハムネット』
- ヨアキム・トリアー『センチメンタル・バリュー』
- ジョシュ・サフディ『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
3. 主演男優賞

- ティモシー・シャラメ『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
- マイケル・B・ジョーダン『罪人たち』
- レオナルド・ディカプリオ『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- ヴァグネル・モウラ『シークレット・エージェント』
- イーサン・ホーク『Blue Moon(原題)』
4. 主演女優賞

- ジェシー・バックリー『ハムネット』
- ケイト・ハドソン『Song Sung Blue(原題)』
- ローズ・バーン『If I Had Legs I’d Kick You(原題)』
- レナーテ・レインスヴェ『センチメンタル・バリュー』
- エマ・ストーン『ブゴニア』
5. 脚本賞

- ライアン・クーグラー『罪人たち』
- ヨアキム・トリアー、エスキル・フォクト『センチメンタル・バリュー』
- ロナルド・ブロンスタイン、ジョシュ・サフディ『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
- ジャファル・パナヒ『シンプル・アクシデント/偶然』
- ロバート・カプロウ『Blue Moon(原題)』
6. 脚色賞

- ポール・トーマス・アンダーソン『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- マギー・オファーレル、クロエ・ジャオ『ハムネット』
- クリント・ベントリー、グレッグ・クウェダー『トレイン・ドリームズ』
- ウィル・トレイシー『ブゴニア』
- ギレルモ・デル・トロ『フランケンシュタイン』
▼【全部門網羅】2026年アカデミー賞アニメ部門ほか予想一覧
7. 助演男優賞

- ステラン・スカルスガルド『センチメンタル・バリュー』
- デルロイ・リンドー『罪人たち』
- ジェイコブ・エロルディ『フランケンシュタイン』
- ベニチオ・デル・トロ『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- ショーン・ペン『ワン・バトル・アフター・アナザー』
8. 助演女優賞

- テヤナ・テイラー『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- エイミー・マディガン『WEAPONS/ウェポンズ』
- ウンミ・モサク『罪人たち』
- エル・ファニング『センチメンタル・バリュー』
- インガ・イブスドッテル・リッレオース『センチメンタル・バリュー』
9. 国際長編映画賞

- 『センチメンタル・バリュー』(ノルウェー)
- 『シークレット・エージェント』(ブラジル)
- 『シンプル・アクシデント/偶然』(フランス)
- 『The Voice of Hind Rajab(英題)』(チュニジア)
- 『Sirāt(原題)』(スペイン)
10. 長編ドキュメンタリー賞

- 『パーフェクト・ネイバー:正当防衛法はどこに向かうのか』
- 『アラバマ・ソリューション』
- 『名もなき反逆者 ロシア 愛国教育の現場で』
- 『あかるい光の中で』
- 『Cutting Through Rocks(原題)』
11. 長編アニメ賞

- 『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』
- 『ズートピア2』
- 『ARCO/アルコ』
- 『アメリと雨の物語』
- 『星つなぎのエリオ』
12. キャスティング賞

- フランシーヌ・メイズラー『罪人たち』
- カサンドラ・クルクンディス『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- ジェニファー・ヴェンディッティ『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
- ニナ・ゴールド『ハムネット』
- ガブリエウ・ドミンゲス『シークレット・エージェント』
13. 撮影賞

- アドルフォ・ヴェローゾ『トレイン・ドリームズ』
- オータム・デュラルド・アーカポー『罪人たち』
- マイケル・バウマン『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- ダリウス・コンジ『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
- ダン・ローストセン『フランケンシュタイン』
14. 衣装デザイン賞

- ケイト・ホーリー『フランケンシュタイン』
- ルース・E・カーター『罪人たち』
- マウゴシャ・トゥルジャンスカ『ハムネット』
- ミヤコ・ベリッツィ『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
- デボラ・L・スコット『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
15. 編集賞

- スティーヴン・ミリオン『F1®/エフワン』
- アンディ・ユルゲンセン『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- マイケル・P・ショーヴァー『罪人たち』
- ロナルド・ブロンスタイン、ジョシュ・サフディ『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
- オリヴィエ・ブッゲ・クエット『センチメンタル・バリュー』
16. メイクアップ&ヘアスタイリング賞

- クリオナ・フューリー、マイク・ヒル、ジョーダン・サミュエル『フランケンシュタイン』
- グレン・グリフィン、カズ・ヒロ、ビョルン・レーバイン『スマッシング・マシーン』
- ケン・ディアス、マイク・フォンテイン、シュニカ・テリー『罪人たち』
- 豊川京子、日比野直美、西松忠『国宝』
- トーマス・フォルドバーグ、アン・カトリーヌ・サウアーバーグ『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』
17. 作曲賞

- ルドウィグ・ゴランソン『罪人たち』
- ジョニー・グリーンウッド『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- アレクサンドル・デスプラ『フランケンシュタイン』
- マックス・リヒター『ハムネット』
- ジャースキン・フェンドリックス『ブゴニア』
18. 歌曲賞

- 「Golden」 ―『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』
- 「I Lied To You」 ―『罪人たち』
- 「Dear Me」 ―『Diane Warren: Relentless(原題)』
- 「Train Dreams」 ―『トレイン・ドリームズ』
- 「Sweet Dreams Of Joy」 ―『Viva Verdi!(原題)』
19. 美術賞

- タマラ・デヴェレル、シェーン・ヴィユー『フランケンシュタイン』
- ハンナ・ビーチラー、モニーク・シャンパーニュ『罪人たち』
- フィオナ・クロムビー、アリス・フェルトン『ハムネット』
- ジャック・フィスク、アダム・ウィリス『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
- アンソニー・カルリーノ、フロレンシア・マーティン『ワン・バトル・アフター・アナザー』
20. 音響賞

- ギャレス・ジョン、アル・ネルソン、ファン・ペラルタ、ゲイリー・リッツォ、グウェンドリン・イェーツ・ウィトル『F1®/エフワン』
- スティーヴ・ベデカー、ベンジャミン・A・バート、フェリペ・パチェコ、ブランドン・プロクター、クリス・ウェルカー『罪人たち』
- グレッグ・チャップマン、クリスチャン・クック、ネルソン・フェレイラ、ネイサン・ロビタイユ、ブラッド・ゾーン『フランケンシュタイン』
- ホセ・アントニオ・ガルシア、クリストファー・スカラボシオ、トニー・ヴィラフロール『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- ライア・カサノヴァス、ヤスミナ・プラデラス、アマンダ・ビリャビエハ『Sirât(原題)』
21. 視覚効果賞

- リチャード・バネハム、ダニエル・バレット、ジョー・レッテリ、エリック・セインドン『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
- ニコラス・シュヴァリエ、キース・ドーソン、ロバート・ハリントン、ライアン・タドホープ『F1®/エフワン』
- ドニー・ディーン、エスペン・ノルダール、マイケル・ララ、グイド・ウォルター『罪人たち』
- スティーヴン・アプリン、シャーメイン・チャン、ニール・コーボールド、デヴィッド・ヴィッカリ『ジュラシック・ワールド/復活の大地』
- ラッセル・ボーウェン、ブランドン・K・マクラフリン、チャーリー・ノーブル、デヴィッド・ザレッティ『ロスト・バス』
22. 短編アニメ賞

- 『リタイア・プラン』
- 『真珠の涙と少女』
- 『Forevergreen(原題)』
- 『3人姉妹』
- 『バタフライ』
23. 短編ドキュメンタリー賞

- コナル・ジョーンズ、ジョシュア・セフテル『あなたが帰ってこない部屋』
- フアン・アレドンド、クレイグ・ルノー『Armed Only with a Camera: The Life and Death of Brent Renaud(原題)』
- ヒラ・メタリア、シーラ・ネヴィンス『Children No More: “Were and Are Gone”(原題)』
- アリソン・マカルパイン『Perfectly a Strangeness(原題)』
- ギータ・ガンドビア、クリスタリン・ハンプトン『The Devil Is Busy(原題)』
24. 短編映画賞

- ナタリー・ムステアータ、アレクサンドル・シン『Two People Exchanging Saliva(原題)』
- サム・A・デイヴィス、ジャック・ピアット『The Singers(原題)』
- ジェームズ・ディーン、リー・ナイト『A Friend of Dorothy(原題)』
- ジュリア・アクス、スティーヴ・ピンダー『Jane Austen’s Period Drama(原題)』
- オロン・カスピ、メイヤー・レヴィンソン=ブラウント『Butcher’s Stain(原題)』
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

【関連記事】
- 【第98回アカデミー賞(2026)】全ノミネート一覧 ――『罪人たち』が歴代最多16部門に候補入り
- 2026年アカデミー賞ノミネート分析|『罪人たち』16部門と国際映画台頭の理由
- 『罪人たち』がアカデミー賞史上最多ノミネート!主演マイケル・B・ジョーダンが喜びを語る「映画業界に貢献でき誇らしい気持ち」
- 批評家選出!2025年「最高の演技」25選 ―― ティモシー・シャラメ、エマ・ストーンほか…2025年映画界の主役は誰?
- 『ワン・バトル・アフター・アナザー』配信開始|興行成績・受賞動向・配信・Blu-Ray購入ガイド
- 【U-NEXT】2026年1月のおすすめ配信作品 ―― レオナルド・ディカプリオ主演の話題作『ワン・バトル・アフター・アナザー』ほか
