ブレンダン・フレイザー、映画『レンタル・ファミリー』で25年来の夢かなう「日本の俳優と家族になれうれしい」
米国を拠点に活動するHIKARI監督の最新作『レンタル・ファミリー』のヒット祈願と記者会見が4日、東京・新宿区の赤城神社で行われた。HIKARI監督は、主演のブレンダン・フレイザー、平岳大、山本真理、ゴーマン シャノン 眞陽、柄本明とともに出席した。
日本で暮らす売れない俳優が、仮の家族になる「レンタル家族」という仕事を通して自身を見つめ直していく物語。全編日本で撮影され、HIKARI監督は故郷での公開を前に「感無量な気持ち。寂しい思いをしている人、行き詰っている人の背中を押してあげる作品。日本中の人に見てもらいたい」と声高らかにアピールした。
▼ブレンダン・フレイザーが語る日本愛と“家族”の物語

ブレンダン・フレイザーは、初めて日本の祈とうを受け「内なる命のようなものを体感できて特別な体験だった」と満足げ。撮影以来約2年ぶりの来日だが、「25年前に初めて来日した時から、いつか日本の方々と映画を作りたいという夢を持っていた。それがかない日本の俳優たちと家族になれたことがうれしい」と親日家ぶりを明かした。

フレイザーの娘役として映画初出演のゴーマン シャノン 眞陽は、ハリウッドスターとの共演に「夢みたい。優しくて親せきのおじさんみたいだった」と素直な感想。HIKARI監督については、「太陽みたいで、いつもニコニコしている面白い人。現場ではいつもじゃれ合っていました」と語り、会場を和やかな雰囲気に包んだ。
会場の神社近くでも父娘が参加する祭のシーンを撮影。ブレンダン・フレイザーは「ハイライトとも言えるシーン。多くのエキストラの方がボランティアで来てくださり、忍耐の精神で一つになって作っていく過程が素敵だった」と満足げに振り返った。
▼HIKARI監督が描く「国境を超える映画」とベルリン国際映画祭への思い

2019年の長編第1作『37セカンズ』に続き、2作目となる本作も日本を舞台にしたHIKARI監督。今後については、「題材にピンとくるものがあれば、世界中に届けたいという意識は常にある。ストーリーを伝えられる立場にいるのは幸せなこと。映画がキーとなって国境、肌の色などを超えて仲間になれるということを伝えていきたい」と抱負を述べた。
また、2月12日に開幕する第76回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門で審査員を務めることも決定。『37セカンズ』がパノラマ部門で観客賞などを受賞したゆかりの地で、「作品のリストを見ると初監督作もあれば、尊敬する監督の作品もある。ドキドキですが、しっかりと映画を見て、日本代表として頑張ってきます」と意気込みを語った。

映画『レンタル・ファミリー』は、2月27日に全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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