「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」日本で興収65億、世界では1500億を突破

世界的な人気ゲーム「スーパーマリオ」をアニメ映画化した「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の日本での興行収入が、7日までに65億3873万円を記録した。4月28日の公開からわずか10日間での到達で、ゴールデンウイークだった2週目の週末(5~7日)は前週を34.2%も上回る勢いを見せている。

 映画は任天堂とイルミネーションが共同製作。5週目に入った全米では5億1812万7705ドル(約700億円、8日現在)を突破。全世界興収は累計で11億5529万8705 ドル(約1558億円)となり、アニメ映画として歴代5位のヒットとなっている。

 9日には大ヒット記念舞台挨拶が東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、日本語版声優の宮野真守、畠中祐、志田有彩、三宅健太、関智一、武田幸史が登壇。マリオ役の宮野は、「世界的なヒットを耳にしていたので、日本での反応が気になっていた。たくさんの方に見ていただけて、本当にうれしく思います」と感謝した。

 ゲームの母国とあって、日本語版は吹き替えではなく英語版と同時進行で製作されており「今の言葉遣いが踏襲されていて、掛け合いなども楽しめるので注目して」とアピール。さらに、MX4D版も自身で体験し「アトラクションのような展開にピッタリ。マリオが失敗するたびに、椅子に叩かれる。こちらも楽しんでほしい」と声を弾ませた。

 アフレコもキャスト全員で一斉に行い、ルイージ役の畠中は「一体感があって、超楽しかった。ラストでは物凄く熱い展開が待っています」と自信たっぷり。ゲームとは違う活躍を見せるピーチ姫役の志田も、「ゲームではさらわれて助けてもらってばかりですが、映画ではお姫さまらしさと勇ましさが凝縮されています」と語った。

 映画のアンバサダーを務める女優の西野七瀬も参加し、「すさまじい(ヒット)ですよね。そんな映画にちょっとでも携わることができて、見た時の感じを皆さんと共有していると思うとうれしくなりました」と笑顔。続けて「サントラ盤も大好きで、毎日聴いて歌っているくらい日常に取り入れています」と音楽の楽しみ方も披露した。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴⽊ 元

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