ジョニー・デップが和解金100万ドルをチャリティー団体に寄付へ

ジョニー・デップ 写真: ©LAURENT KOFFEL/GAMMA-RAPHO VIA GETTY IMAGES

ジョニー・デップが、元妻アンバー・ハードとの名誉棄損裁判で手にした和解金100万ドルを5つのチャリティー団体に寄付することが分かった。

デップに近い情報筋は、5つのチャリティー団体「Make-A-Film Foundation」・「The Painted Turtle」・「Red Feather」・「Tetiaroa Society」・「Amazonia Fund Alliance」が各20万ドルを受け取る予定だと米ハリウッド・リポーターに対し認めた。

「Amazonia Fund Alliance」はアマゾンの先住民族コミュニティーをサポート、「Red Feather」はアメリカの先住民族コミュニティーの住居開発に従事している。「Make-A-Film Foundation」はハリウッドの著名人と協力し、重病を抱える子供たちの願いを叶える団体で、以前デップとショートフィルムを制作した経験をもつ。そのほか、「The Painted Turtle」は生命に関わる病気を患う子供たちに無償のサマーキャンプを提供し、「Tetiaroa Society」はタヒチ付近の環礁島の保護に取り組んでいる。

昨年12月和解合意が成立し、デップは1,000万ドル、ハードは200万ドルを受け取ることとなった。

当時、デップの弁護人は米ハリウッド・リポーターに「デップ氏にとって苦しい章が正式に幕を閉じ、喜ばしい気持ちです。彼は、つねに真実を照らし出すことを優先していました」と声明を伝えた。ハードはインスタグラムで声明を発表、裁判で資産のほぼすべてを使い果たしたという。

そして、ハードは「アメリカの法制度への信頼を失い、この決断を下しました。金銭的、そして精神・肉体・感情的な意味でも不可能な財産をリスクにさらす余裕はありません」と綴った。

デップとハードは2015年に結婚するも、その15か月後に離婚した。2018年には、ハードが私生活・仕事で受けた性的暴行やハラスメントのほか、加害者を守るハリウッドの体質について米「ワシントン・ポスト」に寄稿。この記事をめぐって、2019年3月にデップが元妻を相手取り賠償金5,000万ドルの名誉棄損訴訟を起こした。2022年5月、陪審団はデップ側の主張を認め、デップに1,000万ドル、ハードは200万ドルが支払われることになった。同年12月にハードが合意を発表するまで、両者は判決を受け上訴していた。

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら

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