役所広司が「2023台北金馬映画祭」の“焦点映画人”に決定

役所広司 写真: COURTESY OF THE SUBJECT

今年、ヴィム・ヴェンダース監督『PERFECT DAYS』でカンヌ映画祭最優秀男優賞を獲得した俳優の役所広司が「台北金馬映画祭」の“焦点映画人”に選出された。

役所は同映画祭に出席し、17日間の開催期間中に『PERFECT DAYS』をはじめ、『失楽園』・『KAMIKAZE TAXI』・『Shall We ダンス?』・『CURE』・『キツツキと雨』・『EUREKA ユリイカ』の7作品が上映される予定だ。

映画祭の関係者は声明で「こちらの7作品で、映画愛好家の方々にレジェンド俳優の魅力的で多才な演技をご覧いただけるでしょう」と伝えた。

40年に及ぶキャリアで、役所は日本アカデミー賞主演男優賞を3度、助演男優賞を1度獲得。大河ドラマへの出演や、伊丹十三監督『タンポポ』で一躍有名になった。政治家と暴力団の間で揺れるタクシー運転手を演じた原田眞人監督『KAMIKAZE TAXI』の演技が広く評価され、毎日映画コンクールの男優賞を受賞。

さらに1996年『Shall We ダンス?』(2004年にリチャード・ギア主演でリメイク)で世界的に注目を浴びた。その後、今村昌平監督のパルムドール受賞作『うなぎ』に主演、2000年代にはハリウッド映画『SAYURI』と『バベル』に出演した。

米ハリウッド・リポーターの批評家は新作『PERFECT DAYS』を”言葉に表せないほど素晴らしい”と評価。同作は、来年のアカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品に決定している。

2023台北金馬映画祭は11月9〜26日に開催。オープニング作品は台湾の『Snow in Midsummer』と『Be With Me』、クロージング作品は東アジアの監督によるオムニバス映画『Tales of Taipei』を予定している。

※今記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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