俳優・コメディアンのラッセル・ブランドに性的虐待疑惑が浮上 本人はSNSで否定

ラッセル・ブランド 写真: ©JEFF SPICER/GETTY
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俳優・コメディアンのラッセル・ブランドがレイプ、性的・感情的虐待で告発された。『サンデー・タイムズ』など複数のメディアの合同調査によると、ブランドは2006~13年にかけて4人の女性を性的に虐待したとみられている。その他、同俳優の支配・搾取的な行為が伝えられた。

1人目の女性はメディアに対し、ロサンゼルスでブランドからレイプされ、当日に緊急相談所へ向かった旨を話した。さらに、女性が「女の子が“NO”と言ったら、それはNoということ」とメッセージを送信し、同俳優が「本当にごめん」と返したとみられるやり取りも発見された。

別の女性は16歳のとき、当時31歳のブランドから3か月の交際期間中、感情的・性的に虐待されていたという。3人目の女性は、ロサンゼルスで性的虐待を受け、“起きたことを話せば法的措置を取る”とブランドから脅されたとしている。4人目の女性も同様に、同俳優から身体的・感情的に虐待されたと語った。

ブランド本人は15日、自身のSNSで動画を投稿し疑惑を否定。自身の“常軌を逸した”行為が挙げられたEメールや手紙を、大手テレビ・新聞会社から受け取ったと明らかにした。

「これらの疑惑は、私が新聞に頻繁に登場し、映画に出演するなど露出が大きかった時期に関連しています。自著で書いたように、あの時の自分は非常に乱れた性生活を送っていました。見鏡のない時期に持った関係は、いつも合意の上でした。そのことについては、今までも現在も変わらずオープンにしています」

さらに、コロナの治療薬をめぐりポッドキャスト司会者のジョー・ローガンが受けた“組織的なメディア攻撃”を引き合いに出し、別の意図が働いているのではないか?と考えていると語った。

「コメント欄で“気を付けろラッセル、奴らが来るぞ。お前は真実に近づき過ぎた。ラッセル・ブランドは自殺していなかった”と君たちが言ってるのは分かっている。1年前に“ラッセル・ブランドは陰謀論者”とか、そういう記事が相次いで出たこともね。少なくとも自分は、こういったスペースや発言をコントロールしようとする組織的な意図が働いていると感じている」

そして、自身の“見鏡のない合意の上での行為”がメディアに利用されるのは構わないとしながら、疑惑には真っ向から反論。疑惑と相反する証拠を握った人々の存在についても匂わせた。

ブランドは動画の最後を以下のように締めくくった。「攻撃されているように感じています。彼らは密に連携して動いているでしょう。非常に深刻な問題なので、これからも調査を進めていく予定です。その間は、どうか離れずに目を醒ましていてください。そして何より、君たちが自由でありますように」

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌

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