セレーナ・ゴメスが自身のドキュメンタリー『My Mind & Me』について語る:「当初は、制作に猛反対だった」

セレーナ・ゴメス 写真: ©MICHAEL BUCKNER/PMC

セレーナ・ゴメスが19日、Universal Music Group&Thrive Global主催の「Music & Health Conference」に登壇し、SNSへの思い、自身のドキュメンタリー『セレーナ・ゴメス: My Mind & Me』、音楽業界におけるAI使用などについて語った。

ゴメスは女性で世界一のインスタグラムフォロワー数を誇っているが、SNS上での成功に関しては“全然気に留めていない”とした。そして「私ができることのためにプラットフォームを利用したい。でも数字はただの数字です」と続けた。 

SNS上では、“あなたの作品のおかげで困難なときを乗り越えた”とファンからメッセージを寄せられることもある。「人々に共感して、自分を抑えてしまうときが正直あります。多分、ちょっとだけ無茶をして自分の感情や様々な経験をしている女性たちと向き合っているのだと思います。私だけの問題でないことは分かっています。一方で、大きな責任が伴うので、ちょっと圧倒されるときもあります」

歌手のほか、俳優としては人気ドラマ『マーダーズ・イン・ビルディング』に出演、さらにコスメブランド「Rare Beauty」を運営するなど、その活動は多岐にわたっている。本を執筆する可能性については「私にできるかどうか分からない。でも、いつの日か興味を持つ日が来るかもしれません。色々と伝えたいことはありますが、今はその時ではないですね」と明らかにした。

昨年のApple TV+ドキュメンタリー『セレーナ・ゴメス: My Mind & Me』では、6年に及ぶ自己免疫疾患との闘い、メンタルヘルス、表舞台に立つことへの重圧などが記録されていた。

同ドキュメンタリーの制作には当初“猛反対だった”というゴメス。「長い間、果たして良いアイデアなのか迷いがあって。結局、しばらくの間女優になってみようとある日思ったんです。人々を自分の人生に招き入れながら、私自身は何をやっているのか分かっていない。作品が公開する時点で、もう選択肢は残されていなかった。安心して、重い肩の荷が下りた気がしましたね」

「何年間も抱え続けていたことをさらけ出せたように感じます。観るのは辛かったです。二度と観ることはないでしょうが、作品を誇りに思っています。一緒に作品を作ってくれた人々がいたことは、この上なく幸運です」

さらにイベントでは、ハリウッドの同時ストで懸念が高まっているAIにも話題が及んだ。音楽業界への影響について、ゴメスは希望を持ち続けているようだ。「自分の物語を置き換えるためにコンピューターに頼ろうとするアーティストはいないはず。正直、AI問題は恐ろしいですね。けれど、人間が書くものに取って代わることは不可能だと思います…それに関しては、リル・ウェインが素晴らしい発言をしていました。“ありのままのあなたのような人間は他にいない。それこそがあるべき姿だ”とね」

新曲“Single Soon”が発売され、自身3枚目となるアルバムへの期待も高まっている。来月には、ゴメスの非営利団体「Rare Impact Fund」がメンタルヘルスに関する支援のため初めて慈善式典を主催する予定だ。

セレーナ・ゴメス、ルシアン・グレンジCEO、アリアナ・ハフィントンCEO ©MICHAEL BUCKNER/PMC

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら

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