10月13日公開『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR』の世界興収は推定1.5~2億ドルか

テイラー・スウィフト、8月24日、メキシコにて 写真: ©HECTOR VIVAS/TAS23/GETTY IMAGES

コンサート映画『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR』が13日、全世界で封切られる。同作は、世界オープニング興収で1.5~2億ドルを獲得すると見込まれている。

「THE ERAS TOUR」は13日の18時(現地時間)、世界約100か国8,500以上の映画館で上映開始。先週後半の時点で前売り券の売り上げは1億ドルを超え、米国内ではオープニング週末上映が完売しているところもある。

コンサート映画では史上最高オープニング興収を記録するとみられる。さらに、上映時間は2時間48分という長尺ながら、今年で最も高いオープニング興収の1つとなるかもしれない。

夏の『バービー』同様、スウィフトの映画も女性が後押しすることになりそうだ。若年層の女性によるリピート鑑賞は、『バービー』が世界で14億ドル以上を獲得した理由の1つだろう。『アラジン』、『美女と野獣』といったディズニー実写化作品にも同様の恩恵をあずかり、これまでも女性は『トワイライト』、『ハンガー・ゲーム』などを大ヒット作品へと押し上げてきた。

米国内のコンサート映画史上最高興収記録は、2011年の『ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー』(7,300万ドル)。マイケル・ジャクソンの死後に公開された『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』(2009)は7,210万ドル、前年公開の『ハンナ・モンタナ ザ・コンサート 3D』(2008)は6,580万ドルだった。今年初めには『BTS: Yet To Come in Cinemas』が公開され、世界で5,300万ドルを獲得した。

内部関係者によると、AMCシアターズのアダム・アーロンCEOは複数の制作会社から注目を集めたスウィフトの映画の配給権を手に入れ、クーデターを起こしたという。一般的には、マーケティング経験を有する配給元が望まれるため、大手映画館チェーンが映画を配給することは珍しい。上映方式も異例で、木~日曜日の間に限定公開される(現時点では、4週間を予定)。

多くの人々がスウィフトのコンサート・チケットを入手できなかったことで、映画観賞に対する需要が急上昇。3月に開始したツアーは、動員数・売り上げ記録を塗り替えた。現在アメリカの全公演が終了し、海外ツアーは11月からスタートする。 

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら

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