「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」ティモシー・シャラメ初来日「東京は最高」
米映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」に主演の俳優ティモシー・シャラメが初来日し20日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われたレッドカーペットイベントに、共演のヒュー・グラント、ポール・キング監督、デイヴィッド・ヘイマン、アレクサンドラ・ダビーシャー両プロデューサーとともに出席した。
2005年「チャーリーとチョコレート工場」の前日譚で、ウィリー・ウォンカが夢を見ることを禁じられた世界でチョコレート工場の建設に奔走する姿がファンタジックに描かれる。シャラメらがレッドカーペットに登場すると、詰めかけた約1200人のファンから黄色い声援と「ティミー」コールが沸き起こった。
冷たい風が吹きつける中、サインや写真撮影などにも気軽に応じ約1時間のファンサービス。「東京は最高で大好き。今度は映画の宣伝ではなくプライベートで来たい」と声を弾ませた。
前作が公開された当時は10歳で、「ジョニー・デップを見て感動した僕が、ウォンカを演じて今この場に立っているなんて絶対にウソだと思うだろ」といたずらっぽい笑み。そして、「映画を楽しんで、皆さんもウォンカのように夢を追い続けて」とメッセージを送った。
ウンパルンパ役で6年ぶりの来日となったグラントは、「日本のファンは、いつも僕の作品を温かく見てくれて素晴らしい。日本も楽しくて、楽しみすぎて飲みすぎてしまうこともあるんだ」とご機嫌。「ティモシーが素晴らしいだろ」と座長を持ち上げると、シャラメも「ヒューも素晴らしかったよ」と応じ、あうんの呼吸を見せた。
日本語吹き替え版で、ウォンカの声を担当したDa-iCEの花村想太、ヒロインのヌードル(ケイラ・レーン)役の元BiSHのセントチヒロ・チッチも駆けつけた。花村は、「隣にいるとオーラが凄くて固まってしまいます。でも、一生懸命仕事をしたので、吹き替え版もぜひ見てほしい」と緊張気味。するとシャラメが、「声優の仕事は凄く大事。素晴らしい仕事をしてくださって感謝でいっぱい」と歩み寄りハグを交わすと、会場のファンも盛大な拍手で称えた。
「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」は12月8日に公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴⽊ 元