ゴールデングローブ賞の名&“迷”場面6選 今年は数々の「歴史的快挙」も
今年のゴールデングローブ賞は、笑いあり涙あり、そして数々の歴史的な瞬間もみられた。
その一方で、司会者のジョー・コイが笑いを取るのに苦戦し、微妙な空気に包まれる一幕も。
以下、今回のアワードの忘れられない6つの場面を振り返っていく。
1. ドラマ『メディア王』が歴代記録に並ぶ
テレビ部門で作品賞(ドラマ部門)を受賞した『メディア王~華麗なる一族~』。同賞を獲得するのは3度目で、『X-ファイル』と『マッドメン』の記録に並んだ。
2. L・グラッドストーンが史上初の快挙
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』で主演女優賞(ドラマ部門)を獲得したリリー・グラッドストーン。
先住民族の人物が賞を受けるのは、81年目のアワード史上初の快挙だ。
過去には、タイカ・ワイティティが手掛けた映画『ジョジョ・ラビット』とドラマ『Reservation Dogs』が作品賞にノミネートされるも受賞は逃していた。
3. ドラマ初主演のA・ウォンも快挙
人気コメディアンのアリ・ウォンは、Netflix『BEEF/ビーフ』で主演女優賞(リミテッドシリーズ部門)を受賞。アジア系の俳優として初めて、同部門で主演女優賞を獲得した。
過去には映画『いつかはマイ・ベイビー』などへの出演歴があるが、『BEEF』は実質的なドラマデビュー作。製作総指揮にも名を連ねており、同役でエミー賞にもノミネートされている。
4. 司会者がモノローグで苦戦
今年の司会者、ジョー・コイはオープニングのモノローグで笑いを取るのに苦戦。「10日前にこの仕事のオファーを受けた」と自己弁護する一幕もみられた。
「完ぺきなモノローグをお望みですか?中には私自身が書いたネタもあるし、他の人が書いたものもある。笑いが起こったネタは、私が書いたものです」
その後、あるジョークが冷ややかな反応を浴びると、「これは超ウケるネタ。だから、私は気にしないよ」と言い放った。
5.『バービー』が新設部門で受賞
今回のアワードから新設された興行成績賞。『スター・ウォーズ』のマーク・ハミルがプレゼンターとして登場し、映画『バービー』を表彰した。
主演のマーゴット・ロビーは、「映画ファンを称える賞を創設していただき、本当に感謝しています」とスピーチ。隣には、監督と共同脚本を務めたグレタ・ガーウィグの姿もあった。
6. K・ウィグとW・フェレルが壇上でダンス
映画部門の主演男優賞(ミュージカル・コメディ)のプレゼンターとして登場した2人。どうやら、会場に流れていたある音楽が気になったようだ。
フェレルは話を中断して、「あのメロディは、何だったの?」と問いかけた。そして「今夜、N・ケイジやM・デイモンら素晴らしい候補者を表彰します」と続けるも、再び音楽が流れる事態に。
結局、ウィグとフェレルは音楽に合わせて壇上でダンスを披露することとなった。
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※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。