仏俳優アヌーク・エーメさん死去、92歳 代表作に『男と女』、『甘い生活』
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映画『男と女』(’66)や『甘い生活』(’60)などの出演作で知られるフランスの俳優、アヌーク・エーメさんが92歳で死去した。エーメさんの娘が現地時間18日、自身のインスタグラムで公表した。
エーメさんは1932年、パリ生まれ。1947年に『密会』で映画デビューし、これまでに出演した映画は80本以上にのぼる。2002年には、仏セザール賞で名誉賞を授与された。
代表作は、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞したクロード・ルルーシュ監督作『男と女』。エーメさんは同作でジャン=ルイ・トランティニャンの恋人役を演じ、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。その後、続編『男と女II』(’86)に再出演した。
さらに、マルチェロ・マストロヤンニと共演したフェデリコ・フェリーニ監督作『甘い生活』と『8 1/2』(’63)をはじめ、『ローラ』(’61)、『モンパルナスの灯』(’58)、『プレタポルテ』(’94)などの作品でも知られている。
2019年には、ルルーシュ監督とキャストが再集結した『男と女 人生最良の日々』が制作され、エーメさんの遺作となった。
これまで4度の結婚歴があり、3番目の夫は『男と女』の主題歌を歌唱したフランスの音楽家・俳優のピエール・バルー。1970~78年には、イギリスの名優アルバート・フィニーと結婚していた。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌
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