『デッドプール&ウルヴァリン』のヒットは確実?― ディズニー初のR指定、北米トップとなるか
マーベルとディズニーの新作『デッドプール&ウルヴァリン』が、26日より北米に加え、世界中の劇場で公開される(日本は公開中)。ライアン・レイノルズ、ヒュー・ジャックマンら主演俳優たちによる目まぐるしい宣伝活動を経て、驚異的な興行成績を上げると予想されている。
R指定作品として記録樹立なるか
『デッドプール&ウルヴァリン』の北米での初週興収予測は、1億6000万~1億7500万ドルで、R指定作品としては記録的な数字だ。2億ドルを超えるという見方もあるが、多くの専門家はR指定のため不可能だと考えている。
ジャックマンは本作で、映画『LOGAN/ローガン』から7年ぶりにウルヴァリン役に復帰。引退生活から引っ張り出されたデッドプール/ウェイド・ウィルソン(レイノルズ)は、ウルヴァリンと世界を救うことになる。
1&2作目は大ヒット
1作目『デッドプール』は、2016年2月に北米で1億3370万ドルを記録し、R指定作品として歴史的なデビューを飾った。R指定にもかかわらず、スーパーヒーロー映画が観客を大量に動員できることを証明し、その約2年後に『デッドプール2』は1億2550万ドルの初週興収を記録した。
数々の紆余曲折も…
その後ディズニーが20世紀フォックスを買収したことで、マーベル・スタジオが『デッドプール』シリーズを引き継いだ。ディズニーのボブ・アイガーCEOは、合併が成立した当初から、このシリーズがR指定を失うことはないと示唆していた。
また、『デッドプール&ウルヴァリン』は、昨年のストライキによって製作休止を余儀なくされた。そして、俳優組合ストが解決した11月に製作は再開され、レイノルズにとって最優先事項だった夏の公開に間に合わせることができた。
『デッドプール&ウルヴァリン』と同じ日に公開する大手スタジオの競合作品はない。よって、本作は容易に北米ランキングのトップに立つだろう。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌
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