東北新社、シンガポールの投資会社から非公開化提案

ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン、映画『ロスト・イン・トランスレーション』 写真: Focus Features/Courtesy Everett Collection
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シンガポールを拠点とする3Dインベストメント・パートナーズが、日本の映画会社・東北新社の筆頭株主となり、非公開化する提案を行った。この提案では、東北新社の企業価値を5億7500万ドルと評価している。米『Deadline』が報じた。

東北新社は、テレビ番組・映画の吹き替え会社で、ソフィア・コッポラ監督の映画『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)や、ジェームズ・クラベルによる同名小説を原作とする1980年のミニシリーズ『将軍 SHŌGUN』の製作にも携わった。

3Dインベストメント・パートナーズはすでに東北新社の株式18%を保有しており、1株あたり600〜650円での買収を提案。これは、水曜日の終値565円に対して6%〜15%のプレミアムを付けた価格となっている。

3Dインベストメント・パートナーズは2020年から株式の取得を始め、今回の提案が成功するためには、東北新社の経営陣が上場廃止と3D社が提案するその他の事業計画に同意する必要があると述べている。

さらに3Dインベストメント・パートナーズは、現在の東北新社は流通株式比率が25%未満であるため、上場維持の基準を満たしていないと付け加えた。

※本記事は英語の記事から抄訳・編集しました。翻訳/和田 萌

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