中国の映画祭で異例の事態、最高賞がまさかの空位に
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中国のインディペンデント映画を称える「西寧FIRST青年映画祭」が28日に閉幕し、最優秀作品賞が空位となる異例の事態が起こった。
映画『Black Dog(英題)』で今年のカンヌ映画祭「ある視点部門」を受賞したグァン・フー監督率いる審査員団は、今回の決定について、以下のように声明を発表した。
「映画祭の責務は、先駆的で先鋭的な作品を求め、未来の岸辺に足を踏み入れた人々を発見し、美学によってドグマを更新し、実践によって新たな世界を掘り起こすクリエイターを称えることです」
そして、「今年は、多様性に富んでいるが突出した作品はなく、着実に進化している作品が多い一方で、新たな地平を切り開いた作品に乏しい結果となりました。そこで審査員団は、未来への期待と確信を込めて、最優秀作品賞の栄誉を空席とすることを決定しました」と述べた。
9日間にわたる映画祭が幕を閉じると、悲鳴のような歓声が上がり、ぎこちない視線を交わす人もみられたが、会場は拍手喝采に包まれた。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌
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